【書評】『誰も教えてくれないお金の話』でお金の不安と向き合ってみる

書籍紹介
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お金の不安というのは、どうしても資本主義極まる昨今大きいといわざるをえません。

地域の関係性も希薄になりがちですので、持てる資本といえば、具体的にお金となってくる人は多いかなと思います。

それゆえ、お金への依存度が高まる昨今、「将来のお金に対して不安」に思うのはある意味では当然ではありますね。

それゆえ、お金の不安を解消するような書籍は数多く出版されているのですが、その中でも初心者向けに分かりやすく書いてくれている本として、『誰も教えてくれないお金の話』というマンガ本があります。

監修がファイナンシャルアカデミー代表の泉正人さんということもあり、内容は分かりやすいけれど、基本の考え方はきちんとしていて、不安に寄り添う共感を重視した書籍です。

同世代の「持ち家どうしよう?」「子どもどうしよう?」という家庭に、むやみな不安は不要だよってことを伝えるのにぴったりの本ではないかな、と思います。

このブログは、投資関連の記事が多いのですが、それは意識が投資に向いてから始めたからです。

とはいえ、節約などの話になるとちょっとブログでは書けない話もなってしまい(笑)

少なくとも貯金などのベースは整えてからスタートしているのですが、お金の基本的な考え方はあまり触れてこなかったなと。

こちらの本なら、年金のことや保険のことなど、FP3級にもあるような内容をマンガとともに学べます。

個人的なおすすめポイントを記しておきますね。

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家計簿の重要性(個人も法人も)

資産運用以前のお金の流れの把握から

この本の大事なところ、それは「まずお金の流れを把握すること」が大事と言っているところです。

このブログは資産運用の重要性(資産運用によって良くも悪くも人生変わった人間が書いていますので)を全面に押し出していますが、決して資産運用以外のことを軽んじているわけではないのです。

むしろ、そこに至るまでの道のりの方が大変(余剰資金を生み出すとか不要なお金を洗い出すとかね)で、ブログに書けないことが多いぐらいです(笑)

そのあたりのことを教えてくれているのがこの書籍です。

お金は稼ぐことも大事だし、管理する能力も大事

この二つはどちらも大事だし、能力としては別物なので分けて考える必要もあります

家計簿を例にすれば、お金の管理はまず、見直しから。

  • 固定費(住居費や携帯代etc.)の見直し
  • 無駄遣いの節約
  • 変動費用の節約
  • 時間の節約

固定費とかを見直す方法はいくつかありますが、やはり住居費や格安SIMの利用などが一般的でしょうか。

月々必ず出ていく費用ですので、最近話題のサブスクリプション(月額制)サービスなども賢く見直したいところですね。

家計だけでなく、事業主であれば企業の会計もあるかと思いますが、基本的な考え方は一緒とのこと。

貸借対照表いわゆるバランスシートを作ってみて財務状況を把握することが大事。

個人でもバランスシート(B/S)を作ってみると良いとのことですが、最初から身構えずに資産−借金=純資産くらいをゆるく把握して、できれば年齢に応じて多めの純資産を保有しておきたいところとのことでした。

バランスシートというのはこんな感じのものですね。

負債部分は、他人からの資本で借金なども含みます。代表的な例が、住宅ローンですね。

(出典:創業融資ガイド

筆者さんみたいに、私も思ったのはもっと大学を卒業するときから考えておくべきだったかな、ということ。

世の中なんとかなるものだけど、そのなんとかなるっていうのも結構頭を使わなくてはいけない世の中になりつつかるかなって思ってしまいます。(一昔前とは違うので、上の世代のいうことを鵜呑みにはできないなぁって痛感するもので。)

基本的なローンの話

賃貸VS持ち家ではなくて・・・

それから、マンガの著者の方は、旦那さんが脱サラをしてカフェ経営をしていて、ご本人もイラストレーターさんという少し特殊な事情の家庭ですが、そこがイマドキな感じがして共感を呼ぶのかなぁって思いました。

しかも、サラリーマン時代に組んだ住宅ローンがあり、持ち家ありという事情も多くの人に響くのでは?というお話です。

賃貸VS持ち家という話は、資産形成の段階でよく語られますが、そもそもどちらにも一長一短あります。

持ち家を持つことで精神的に安定する人もいれば、そうじゃない人もいるので結局のところ個人や家族に合わせて最適解を見つけるのが大事というお話ですね。

なんとなく、監修の泉正人氏は雰囲気持ち家派っぽいですが(笑)いずれにせよ、うまくお金の面では不安にならないようコントロールすることが大事というお話です。

そのために、住宅ローン選びのポイントや物件購入後にかかる費用について、ローンの金利の話や住宅購入を支援する制度について説明してくれています

(出典:住宅本舗HP

でも、基本的にはその物件に価値を感じているのなら、それは無駄な出費ではないということに尽きるのかと。

やっぱり家にいるときってホッとするって人は多いですし、子どもたちにとって帰ってくる場所があるというのもとても大事というケースもあるでしょう。

住所不定で働く人もいるけれど、落ち着きたくなることもあるでしょうし、一生住所がなくても大丈夫という人もいるでしょうし。

その意味では、現代は自分で選びとっていかなければならない時代なのかな?と痛感しちゃいますね。

基本的な保険や年金の話

公的保障のことをしっかり学べてありがたいです

そして、この本の良いところは、基本的に個人事業主などでも公的保障がある(しかもなかなかに手厚い)ことを教えてくれている点ですね。

どうしても巷に出ている本は、まだサラリーマン世帯とか4人家族を基準にしていたりと(マス層がそうなのだから仕方ないのですが・・・)逆に抵抗があったりしちゃいます。

その意味でこの本はマンガだけれど、簡単な金融知識とはいえ、基本が学べて、漠然としたお金に対する不安に寄り添ってくれる仕上がりになっているかと。

保険の種類や年金の違いなども参考になるけれど、「誰にどのような保障があるか」、それに対して、「不安がある点に対してどういったものを組み合わせていけばいいのか」が明確に分かるって結構すごいよなって思います。

例えば年金についていえば、国民年金の部分は共通していて、第一号保険者であれば、付加年金などを積み立てることが可能とかですね。

(出典:日本年金機構

この本の最後でマンガの著者さんも言っているのですが、今まで家庭を築くとか子どもを持つということが、お金のことをあまりよく知らないがゆえにハードル高くなっているところもあるよな〜と思っておりまして。

まぁ、一生分からないことかもしれないのですけれど、事前知識として持っていれば、もう少し具体的に結婚ができたのではないかとか、子育てなんかにも臆せず取り組めたのでは?と思わざるをえません。

むやみに、「子ども作らないと」って言われたりする世の中ですが、漠然とした不安があって、少なくともそれに向き合える状況じゃないと身動き本当にとれないよなって思います。

繰り返しになりますが、今はなんとかなるといっても、人脈やお金といった資本がないと一寸先は闇といった雰囲気が漂います。

もちろん、生活保護などを受給するといった選択肢はありますが、大半の人がとにかく誰かの迷惑にならないように過ごしたいと思っているだけではないかなぁと。

そのためにも最低限のお金の知識とか世の中の動きというのを知っておきたいところですね。

お金のことを考える上で、導入編としてこうした書籍は他の人にもおすすめできるかなぁと。

変に不安を煽るのではなくて、お金への不安と向き合っていく意味では良い本かなと思います。

私も改めて読みましたが、しっかりと不安と向き合って、対策していきたいなと考えさせられました。

でも、改めて考えてみると日本は本当に恵まれている部分もあるなぁって思うので、感謝の気持ちも忘れず自衛に努めたいところです。

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