さて、なんだかんだといって切りの良い100万円の貯金という言葉。
正直言って、今のご時世100万円の貯金があると、「100万円「も」貯金があるの!?」と言われる人も少なくありません。
それだけ、100万円を貯めるのは大変なことになっていますし、100万円貯まると自信もつくもの。
何より、100万円を貯める過程において、自分のことが分かったりもします。
まずは、心構えとして意識するべきところを意識してみましょう。
資産運用を始めるときや貯金を始まるとき、目標とする金額としてまずは100万円と風潮があるように思われます。 しかし、黙って貯めることができるのは少数派。 日々の生活に追われていると、月末にはお財布の中身が寂しいことになる人も多い[…]
そこが完了したら、次は具体的に100万円を貯めるための実践編となります。
まずは貯金額を細分化する
達成可能そうな数字に落とし込む
すでに、数々の記事にて紹介されていますが、貯金を始めると決めたらその目標金額と期間を決めます。
そしてそれを実現可能な数字にまでしてみることが重要。
言葉にすると難しく感じてしまう「1年で100万円貯金」でも、細分化することでやるべきことが見えてきますので、実現できるよ…
今回は、「1年間で100万円を貯める」を例にすると以下のような数字に。
100万円÷12ヶ月=83,333円/月
もしくは100万円÷365日=2740円/日
ということで、単純に計算しても1日2740円の貯金ができればOKということになります。
これでだいぶ身近な数字になったのではないでしょうか?
もちろん、人によっては年に2回ボーナスが出る人もいるでしょう。
たとえ10万円でもお金を貯金に回せるというなら、10万円×2ヶ月=20万円分は補填でき、80万円あるとして
80万円÷12ヶ月=66,666円/月
80万円÷365日=2191円/日
ボーナスを含めると1日で2000円ちょっとで良いとなるとかなり楽になりますね。
あと、意外と忘れがちなのですが、100万円貯めようという話になった時でも、本当に0円からスターツする人は少数なのではないでしょうか?
すでに貯金に回せる金額が少しはある人の方が大多数でしょう。
自分の持っている口座などを丁寧に掘り起こして、いくらからのスタートになるのかも明確にしましょうね。
昔のお年玉貯金とかもしかしたらあったりするかもしれません。
あと、人によっては、海外旅行のためとか子どもの教育資金、資産運用のタネ銭といった目的があった方が良い人もいますね。
まずは何がなんでも100万円貯めるでもOKで、目的はあった方がいい人だけでも良いかもしれません。
このあたりは個人の資質などが関係するかと。
いずれにせよ、貯金額を自分でなんとかできる金額にまで小さくしてみること。
貯金までの第一歩として、ぜひ取り組んでみてくださいね。
貯蓄用口座を作るのがおすすめ
手の届かないところにお金を置くべし
さて、貯金をしたいということですが、いままで貯金をする習慣がない方も多いことでしょう。
そういった場合は、まずはロールモデルを見つけるのもおすすめです。
日経xwomanは、あらゆる世代の働く女性を応援するWEBメディアです。20~30代向けの「doors」、働くママ・パパ…
そして、何より重要なのが、お金を手の届かないところに置くこと。
貯金が習慣化していない人は、貯金の価値が感じられていない=何かしらのメリットを感じられていないのですから、手元にあったら使ってしまうはずです。(だって、そちらの方に価値を置いているのですからね。)
それゆえシンプルなのですが、貯蓄用口座を作って自動引き落としをしたり、財形貯蓄などで強制的に資金を貯蓄に振り分ける方法が適しています。
他にも、貯蓄の極意はとてもシンプルなものばかりです。
貯蓄の最初の壁は「100万円」と言われています。100万貯金を達成するために色々な方法にトライしたけど挫折した人のために…
個人的にやったこととしては、以下の3つです。
- 貯蓄用口座を作り、給与が振り込まれた後にすぐに生活用と分けて貯金。
- あまった生活費も貯金へと回す。
- 大きな支出や小さな支出を見直す。
やはり、効果があったのは貯蓄用口座でした。(企業勤めではないので財形貯蓄などは利用できませんが、利用できる方はやってみると一定額に手をつけずに済みます。)
口座を移すだけでも、よっぽどのことがない限りお金を下ろそうとは思わないようになりました。
生活費は別にあるので、その範囲内で生活するだけです。
余った生活費はその時々で余らければそれで良しという緩い決まり。
すべてガチガチに固めてしまうと、できなかったときに自分を責めてしまったりするのであくまでゆる〜い決まりも作っておくと、余ったときはちょっと嬉しくなったりして楽しく貯金できたりします。
あとは、日々の節約に努めるだけですが、支出は見直すだけでかなり削減することができました。
見直しポイントとしては、大きな支出から見直し、小さな支出へとシフトしていくこと。
家賃やスマホ代、保険など支払っている金額が大きいものほど、まとまった金額を貯蓄に回せるのでどんどん楽になるからです。
もちろん、100万円を貯蓄するためには、大きなところだけでなく、小さなところにも目をかけるのが重要。
大きいところも節約どころではあるけど、一人で自由気ままに過ごしたい人にとって家賃は必要経費かもしれないですしね。
家族がいる方にとっては保険も重要でしょうし、個人によって重視するところは異なります。
いずれにせよ、すべての支出は見直してみて、削れるところを削るというのが重要です。
貯金できない人の例を参考にする
何をしてはいけないかを明確に知っておく
貯金など何かをするとき、どうしても人は「うまくいった人」を参考にしがちです。
でも、成功例というのは個別の事例なので、自分に合うかどうかは分かりません。
その反面、失敗例というのは、個別の事例からでも不変の真理をついていることがあります。
「〜してはいけない」という禁止事項が分かれば、お金を減らすことを避けられますから、100万円までの近道を確保できるというものです。
最近多いのは、キャッシュレスや女性の社会進出などから起こる失敗事例。
- クレジットカードで支出が把握できず無駄遣いしがち。
- 人前に出るからと見栄からお金を使ってしまいがち。
- 仕事が忙しくついつい中食・外食市場に依存しがち。
これらは、うまく活用できれば節約にもつながりますが、逆に無駄にお金を使ってしまうケースも少なくありません。
何事もバランスが大事で、新しいものを使うには慣れも必要なので、最初は少し無駄遣いをするかもしれないと予想しておきましょう。
生活費の予算も余裕をもたせておくと良いかもしれませんね。
ちなみに、自分の性格から貯金の方法を知ることができる診断ツールなどもあるので、無理せず貯金をするためにも診断してみるのも楽しいですよ。
あなたは貯金できてますか? やり方ひとつで、意外と楽しく貯めれたりするのが貯金ですが、あなたがこの診断を見ているという…
やるべきことと、やっていはいけないことが分かれば、100万円の道は遠くありません。
少し時間はかかるかもしれませんが、やってみたいと思ったらまず一歩、始めてみてはいかがでしょうか?