節約の鉄則といえば、なるべく大きな支出を見直すということ。
家賃や保険、携帯代といったものを差し引くと、次にくるのは光熱費でしょうか。
実はこの光熱費のうち、賃貸で暮らしていると基礎料金を下げるというのは難しいのです。
勝手に契約しているガス会社を変更するわけにはいきませんし、上下水道も基本部分は変えようがありません。
しかしながら、電気代だけは契約している電力会社を変えることはできませんが、基礎料金を簡単に安くすることができるのです!
ずばり、契約しているアンペア数を下げれば良いだけのこと。
アンペア数の変更は難しく感じるかもしれませんが、実は電話一本でなんの準備もなくできちゃいます。
実体験に基づき、アンペア数変更のやり方についてまとめてみました。
電気料金の基本料金について
現状20Aにしています(人はほぼ呼びません)
そもそも、私たちは電気を使用していて使用料を払っていると思っていますが、その料金には色々なカラクリが存在しています。
そして、私たちは基本的に電気を使用しますという時点で、契約アンペア数に応じて発生する基本料金を払っています。
アンペア数は、いわゆる電気使用の容量ですので、容量が大きければ大きいほど電化製品が同時に使えるというメリットがあります。
だから必要以上に減らす必要はないのですが、契約アンペア数によって基本料金から異なるので、あまり家にいなくて使用量が少ないなら、変更を検討してみても良いのでは?と思われます。
ちなみに、基本料金の設定は東京電力の場合は以下の通りです。
現在借りているお部屋は、もともと30Aでしたが、その前の部屋は20Aで特に問題なかったので30Aから20Aに変更することに。
正直、少し不便(電子レンジと電子ケトルを同時に使うとブレーカーが落ちることがある)なところはありますが、20Aにしたことでかなり工夫したり、使用量を抑えることに成功しているので後悔はありません。
こまめに電気消すし、ブレーカーが落ちても今のところはすぐ手の届くところに配電盤があるしで困ることも少ないです。
こんな小さなところ節約しないで、もっと稼いだりすることに労力使えよと言われそうですが、美は細部に宿ると言いますし、結局のところ日々の慎ましやかな生活が豊かさを与えてくれることもあるしで、これくらいは無理なくできる範囲と割り切っているところです。
手続きは電話一本でOK
料金徴収証が手元にあるとスムーズ
さて、では契約アンペア数の変更に必要なものですが、ぶっちゃけ電話一本です。
一応、管轄の電力会社さんに電話するということと、お客さま番号を聞かれますので、しいていうなれば、料金徴収証があると何事もスムーズにいきます。
以下のような毎月の請求書があればOKということですね。
これ1枚あれば、ご契約の変更の際にかけるべき電話番号もすぐわかりますし、お客さま番号を伝えれば、現状の契約内容をすぐ照会してもらえます。
お客さま番号はわからなくても契約者名や電話番号等を伝えるだけで検索してくれるので、なくても全然すぐに済むのですけどね。
お願いすることは、契約アンペア数をどれにするかを伝えるだけですので、ものの数分ですべては終わります。
電話もめちゃくちゃ緊張しましたが、かなりあっけなくマニュアル通りに進んだという印象です。
変更にはお金もかかりませんので、多少の電話料金を負担するつもりでいれば、変更手続きは終了です。
変更時に家にいる必要はなし!
退去のときも特に家にいなくて良し
気になることといえば、装置の変更が必要なので、業者さんが来るときに在宅でなければいけないのでは?なんていうこと。
結論からいえば、その必要はありません。(家の構造にもよるかもしれないけれど、多くの場合外に装置があって在宅不要と言われることが多いと思います。)
勝手に変えてくれますし、もちろんこのときも費用は一切かかりません。
ちなみに、退去の際には電気使用の停止のお知らせとともにアンペア数を変更したことは伝えておくと親切ですね。
こちらも一言連絡するだけで、トラブルもなく「あ、元に戻しておきますんで大丈夫で〜す」って感じでした。
電話は面倒ではあるけれど、それですべてが完了するので便利といえば便利ですね。
これで年間数千円ではありますが節約につながっているかなという印象です。
何よりも「電気を使うことを意識する」のは、個人的に生活が律されて心地よいです。
光熱費を安くしたいとは常々思いますが、賃貸だと勝手に電気会社やガス会社を変えるわけにはいきません。
ですが、電力会社さんにアンペアの変更をお願いするだけなら、すぐにできるし手間いらず。
節約できるところないかな?と思われる方におすすめの節約方法の一つです。
ちょっとした手間だけど、スマホ変更や保険料の見直しなんかに比べたら楽ちん節約ですからね。
もちろん、うまくいかなければアンペア数を大きくすることも可能です。
まだやっていないという方がいらしたら、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。