去る2020年1月18日(土)にファンドオブザイヤー(通称:FOY)の結果発表&懇親会が開催されましたね。
去年はおずおず参加したのですが、今年は色々エネルギー不足で行けずじまい・・・。
行ったら楽しいだろうな〜と分かってはいるものの、生来の出不精とおうち好きがこの冬は高まりを見せて、Twitterでの実況中継等の観賞となってしまいました。(もうそれだけで雰囲気が分かって楽しめることも分かってしまいましたよ(笑))
とはいえ、個人投資家さんたちの投票結果ということもあFOY2019の結果についての考察り、順位などは気になっていたのでここで私なりにまとめておこうと思います。
すでにいろんな方がブログなどで内容について言及されているので、不要といえば不要ですが・・・。
一事例としてご参考になれば幸いです。
ちなみに、すぱいくさんが第一部〜第3部までしっかりとまとめてくださっているので、参加してなくてもかなり状況は分かります、有難いことです。
【速報】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019【第一部 かしこい投資家なら知っておきたい!公的年金3つのポイント】 #foy2019 #ファンドオブザイヤー
【速報】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019【第二部 みんなの【声】を聞いてみよう!個人投資家が注目ファンドに寄せる「熱いコメント」一挙紹介!!!】 #ファンドオブザイヤー
【速報】第三部 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019[1位から20位までの結果発表] #foy2019 #ファンドオブザイヤー
意外とラインナップは流行りと堅実さのミックスに
ランキング自体が分散しちゃった印象を受けました
知っている方々がプレゼンターとして登壇されていたりと、おお〜と感心することばかりのFOY2019。
もう情報がいっぱい見られて、お腹いっぱいな感じになっていますが、頑張って私見をば。
まずは、ランキングは以下の通り。
第1位 eMXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
第2位 eMaxis Slim s&p 500
第3位 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
第4位 ニッセイ外国株式インデックスファンド
第5位 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
第6位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
第7位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
第7位 グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
第9位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
第10位 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
第11位 たわらノーロード先進国株式
第12位 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
第13位 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
第14位 ひふみ投信
第15位 結い2101
第16位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
第17位 野村つみたて外国株投信
第18位 eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)
第19位 野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型
第20位 eMAXIS Slim 新興国株式
順位の速報はいつもの通り、青井ノボルさんの記事が拡散されていると思うので、多くの人がすぐに情報にアクセスできたのではないでしょうか。
これから投資信託を購入してみたいな〜と思う人はぜひ参考になさってみてください。
有志の方々で実行委員をやってくださっている「個人投資家たちの個人投資家たちによる個人投資家たちのためのイベント」として最大級のものと思いますので、投資信託等を購入する側からは参考になることが本当に多いイベントですよね。
FOY2019は今回で13回目の開催です。2020/1/18、結果発表の表彰式が開催されました。今回は225名のブロガー…
今年で第13回目の開催となりました「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」。当ブログは2007…
そして今年のランキングですが。。。思ったより堅実な感じでまとまったなぁと思いました。
りんりさんもおっしゃっているように、基本的にかなり「妥当」なラインに落ち着いた印象です。
Twitterなどを追っていて、直前の駆け込みで票が集まったものもありましたけれど、やはり少しローンチしてから期間があるものの方が上位に来ている感じでしょうか。(みなさんは直前のツイート等に惑わされたりしないようにお気をつけくださいませ。)
個人的に、例えば「先進国株式」系は数も多くて票が分散する気がしていたので、相対的に新しいファンドが台頭してきたこともあり、わりと納得な順位でした。
あとはバランスファンドの手堅さなどが目立つのと、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)がトップ10入りせずなどだんだんファンド数の淘汰が始まっている雰囲気も・・・。(新興国人気も下火でしょうかね(笑))
やはり話題性のあるファンドが強い・・・?
運用会社さんのアピールなども受け止められている様子
なんだかんだランキング全体から見受けられるのは、やはりTwitterなどでも話題にのぼったファンドがランクインしているということ。
ブロガーへの説明会などをなさっている運用会社さんの働きかけを評価している投資家さんが多いということでもあるかな〜とぼんやり思いました。
現在、インデックスファンド界隈はかなり熾烈な低コスト競争もしていますので、どのように企業努力するかは各社さんいろいろだとは思うのですが、やはり「分かりやすさ」ないし「分かりやすくしてくれているか」が評価を分けたところなのかな、と感じました。
あとは、なまずんさんが上位10ファンドの比較表を作ってくださっていて分かりやすいです。
eMAXIS Slim系とバンガード系の勢力が拮抗している感じもよく分かりますね。
FOY2019,2018,2017の上位10ファンドの比較表です!!
eMAXIS Slimが本当に強い!!!! すごe!! トップ3を独占し,1位はオール・カントリー。赤=eMAXIS Slim,緑=楽天,青=ニッセイ,灰=バンガード,白=その他#ファンドオブザイヤー pic.twitter.com/TvvIhlxjE9
— なまずん🐟20代からインデックス投資 (@gameoftheweak) January 18, 2020
そして、なまずんさんの記事はこちら。
2020年1月17日(土),東京都品川区で「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019(FOY20…
第一部・第二部の説明も詳しく、それぞれのファンドの解説も的確です。順位の変遷についても言及してくれているので人気の推移なども分かる良い記事だと思います。
バンガード系は、ETFもランクインしてますし、楽天証券さん・SBI証券さんとそれぞれタッグを組んで投資信託を販売していて上位20位まで考慮するとかなりeMAXIS Slimシリーズを追い上げていく可能性もあるのかな、と。
今後もバンガードさんは証券会社さんと組んで金融商品を出してくるのかな?という期待と、eMAXISのETFシリーズも出てきているので競争原理が今後より一層働くのかな〜?などとツラツラ思わせてくれる全体像に映りました。
今後もいろいろ変動していく予感
「絶対」なものはないのでご参考までに
最後に、今年はブロガーのはしくれ?として、説明会にいくつか参加させていただくご縁があったので、こういった活動がリアルに影響を及ぼすものなのだな〜と実感できるランキングでした。
三菱UFJ国際投信さんの説明会は、かなり個人投資家に配慮してくれたものになっています。
ブロガーといえばブロガーなような・・・なSayasayanです。 三菱UFJ国際投信(MUKAM)さんのブロガーミーティングに参加してきました。 すでに青井ノボルさんが詳しいイベントレポートを書いてくださっているので詳細はこちら[…]
バンガードさんは、私が参加したもの以外にもSBI証券主催のセミナーなども積極的に説明されている印象です。
バンガードという企業のことからしっかり学べたことは大きな収穫でした。
遅ればせながら、2019年11月1日(金)に開催されたバンガード・インベストメンツ・ジャパンのブロガー交流会に参加してきました。 水瀬ケンイチさんからお声がけいただき、のこのこと日本の本社がある溜池山王へお出かけ。 いろんな場面[…]
投票時には投票した投信の公表は控えていましたが、これから投資したいものとして・・・
1位のオールカントリーとか第5位の8資産バランス、10位のSBIVOOあたりに票を入れていたので、SBIVOOが弱いな〜と思いましたが、わりとみなさんと考えることが一緒だったかな(笑)なんて思っています。
とはいえ、当たり前のことなのですが、世の中は刻一刻と変化しています。
資産運用界隈でも同様であり、今後新たな金融商品が登場したり、または償還されていくもの等も出てくるでしょう。
FOYは、個人投資家向けの情報ではありますが、その時々の流れも反映していますし、絶対に儲かるとか絶対になくならないといったものは一つもないことは忘れちゃいけないなと、少しイベントを周辺から眺めて改めて思いました。
初心者でも分かりやすい選ぶポイントを教えてくれているなつさんのブログなんかも参考にしてみてくださいね。
私もインデックスファンドの選び方としてFOYで選ばれたものをおすすめしたりもしているのですけどね。(盲目的に購入していいとは言ってませんが・・・)
投資初心者にとって、投資信託が金融商品としておすすめされていることがあります。 実際、投資信託はコストとなる売買手数料や信託報酬などが低コストと言われており、経済指数に連動するインデックスファンドへの投資であれば、資産を減らしにくいと[…]
細則を付け加えておくと、少しずつでも資産運用界隈に生息(?)して勉強し続ける中で、FOYのランキングは一つの参考になりますよ、ということです。自戒をこめて。
いずれにしても、今年も大盛況だったようで、資産運用がより一層広まる機会となっていることを感じさせられました。
今後も貴重な機会として、門戸を広くいろんな人が参加できる会であっていただきたいと願っています。
元気が出たら、また参加してみようかな?(笑)