何事も素直にやってみよう!な2020年。
ありがたいことに、老後資金に向けての資産形成3ステップの3段階目までやってまいりました。
3ステップとは、過去(もらえる年金の試算)・現在(家計管理)・未来(資産形成)。
これまでの軌跡は、以下の通りになっています。
まずは、3ステップを学習したセミナーレポートはこちら。
こちらは自営業者・フリーランス向けのセミナーとなっていたので、サラリーマン用じゃない点で参考になるところが多かったです。
さてさて、時間があればイベント・セミナーに参加しているSayasayanです。 最近、外を出歩くのは億劫な寒さで、新型ウイルスなどで外出を控える方も多いところ、知的好奇心に負けて勉強会に参加してきてしまいました・・・(笑) 今回[…]
ちなみに、このセミナーで学んだ3ステップを実践に移した記事がこちら。
さて、あまり自分の人生において決めつけすぎるのもよくないと思うところがあるSayasayanです。 人生にはいろんな選択肢がありますし、今や何があってもおかしくない時代。 計画通りにいくことが楽しい人もいれば、そうではない人生を[…]
とりあえず、資産管理に目覚めたSayasayanです。 目覚めた経緯は、具体的に資産形成のために必要なことをセミナーで学んだので、素直にやってみようという流れからです。 [sitecard subtitle=関連記事 url=h[…]
年金の試算もしたし、バランスシートも作ったのでぼんやりとこんなものかな?と思っていたのが、数値的にはっきりしたという感じです。
一度やってみると、気分もすっきり焦りもなくなりますね。
そして、いよいよ資産形成ということで、老後資金準備のための準備をしていく算段のお話です。
フリーランスが老後資金を準備する方法
iDeCoはあくまで税制優遇制度の一つ
すでに上記記事でご紹介していますが、フリーランスが老後資金を準備する方法として、いろんな制度を利用するのが一つの手としてあります。
主に自営業者やフリーランスに向けて、利用できる制度は以下の2つとのこと。
- 小規模企業共済(年間84万円上限)
- iDeCo(個人型確定拠出年金)・国民年金基金(付加年金とともにすべて合わせて年間81万6000円上限)
小規模企業共済が事業主のための退職金制度なのに対して、iDeCoは国民年金に上乗せして老後資金を準備するための制度です。
今回は、事業主でもなく利用できるものとして、
それゆえ、事業主ではなくて、退職金が出ない契約社員などはiDeCoを活用するのが良いという感じですね。
小規模企業共済やiDeCoは、全額掛金控除(小規模企業共済等掛金控除)になる点では共通点があります。
いわゆる節税効果を受けつつ、資産を殖やせる機会があるということですね。
特にiDeCoは、金融商品に資産を配分することになるので、その意味では運用のリスクを背負うことになります。
国民年金の保険料を納めていることが条件ではありますが、フリーランスでも活用できるのは嬉しいところですし、専業主婦でも入ることができます。
「個人型」の年金なので、働き方が変わったとしても利用継続できるのはiDeCoの良いところですね。
具体的に老後資産を試算してみました
今のまま積み立てていければ大丈夫そう
さて、iDeCoなどを利用してみようか・・・と考えても良いのですが、いきなりiDeCoを利用するのはちょっと待ってください!
特に不安定な仕事についている人は要注意です。
iDeCoは口座開設をすると原則60歳まで拠出金を引き出せないので、まず拠出がずっとできるのか?を考えなければいけません。
また、掛金を5000円以上から1000円単位で変更することはできますが、手続きが必要なのでなるべくなら、確実に拠出できる金額を設定しておくのが安心ですね。
つみたてNISAの方が自由度が高いので、資金拘束を嫌うならまずはつみたてNISAを利用するという方は多いようですね。
もちろん、退職金同様に考えるわけですので、将来のためのお金の準備としてiDeCoは一つの有効な手段といえます。
ちなみに、セミナーでもお聞きしたのですが、銀行引き落としにしておくと自動で拠出されるのですが、口座にお金がないと引き落としがなされません。
引き落としがなされないだけなので、ペナルティーはないのですが、継続期間には加算されないので、受け取りに必要な年数のことは頭に入れて利用する必要があります。
そういったことも含めて、iDeCoは利用に注意が必要です。
また、目標金額を定めて、必要額のためにiDeCoを活用するということになるのですが、そのときに活用できるのが節税シミュレーション。
シンプルには、iDeCo公式サイトが便利でしょうか。(キャラクターにも癒されます。)
楽天証券の節税シミュレーションが見た目のグラフなども含めて分かりやすいかな、と感じます。
iDeCoと併用してつみたてNISAを利用するなら、両方とも活用した上での節税金額などが算出される三井住友銀行のシミュレーションも使えるかな、と思います。
結構シミュレーションの類は充実しているので、もらえる年金の確認&現状の捻出金額がわかれば、どの程度iDeCoやつみたてNISAに資産を回して増やせばいいか?が分かります。
私はある程度まとまった資産はあるものの、株式投資をしている人たちの中でいうと、資産額は小さめです。
分類的には自営業的な立ち位置なので、老後資金に5000万円くらいはいるかな〜?とぼんやり思っています。
でもまぁ、この金額をつみたてNISAとiDeCoだけで用意するのは至難の技です・・・。
一応、年収300万円女子と自分を設定して、満額の6.8万円をiDeCoで運用すると以下の通りになります。
まぁ、3000万円くらいでしょうか。リスクもあるから確実ではありませんし、あくまでも目安ですね。
ということで、満額iDeCoをやったとしてもこの程度という結果になってしまいました。
年率は少しゆるめに3%で計算しましたから、少しリスクをとるというのも手ではあります。
こうなると、つみたてNISAも検討しないといけないかな?といったことも考えることになりますね。
つみたてNISAも35歳段階で月々3万円、年率3%で20年間積み立てると・・・
1000万円弱ですから、ちょっと足りないかも?って感じですね。
やはり、リスクをもう少しとるか、入金力を増やしてiDeCoやつみたてNISA以外にも資産運用をするといったことを考える必要がありそうです。
まぁ、ありがたいことにすでにまとまった資金etc.恵まれた立場にはあるので、これ以上のリスクはとらなくて良いのですが、今からやろうと思っていたら結構リスクをとらなければいけなかったかもですね・・・。
なんだかんだ言われていますし、若いときにお金を使うことも大事は大事ですけれど、「資産形成において時間が味方してくれる」部分は大きいので、知っておくだけでもだいぶ違うなぁと改めて思いました。
iDeCoで1000万円は人によりますが・・・
節税額と資産の増加率両方いっぺんに分かるといいですよね
また、本当にたまたまで、日経WOMANの回し者でもなんでもないのですが、最新号の日経WOMANでは、1000万円貯まる人の財布術と合わせて、「年収300万円女子イデコ×NISAで安心老後」特集があります。
意外とね、日経WOMANに書いてあるから、なんとなく安心と思う人も結構いるかと思うんですよ。
しかも、具体的な節税額&運用益両方事例が出ているので、分かりやすいです。
自分にとってのロールモデルが探しやすいのではないかな?と思いました。
日経WOMANは、一般的な女性の身の丈に合ったレベルの事例が多いので(これに甘んじることもないのですが)、参考になるし安心感ももてるのが良いところですね。
いずれにしても、将来のための老後資金を一度シミュレーションしてみて、具体的な対策に動いてみるのも将来の不安軽減には良いのではないでしょうか。
引き続き、NISAやiDeCoをやりつつ、人生に彩りをもたらしていきたいな〜と思っている昨今です。
あんまり、計算とか得意でない私でも老後資金までの見通しができたので、気になる方はぜひ試しにやってみてくださいね。