結婚・出産したら仕事やめざるをえなくなりました、Sayasayanです。
旧態依然の業界・職場だと、どうしてもそうなっちゃうんですよねぇ…。
まだまだ、女性はキャリアを築きにくく、一度正社員から離れてしまうとなかなか次が決まらない…
子どもや家庭のこともしなくちゃいけないし、それでどうやって老後資金なんて貯めたらよいの!?というのが現実です。
そんな方におすすめなのが、井戸美枝さんの『一般論はもういいので私の老後のお金「答え」をください!』です。
日経WOMANなどでもおなじみのFP井戸美枝さんが、女性のさまざまな働き方を考慮して、分かりやすく年金制度やiDeCoのことなどについてまとめてくださっている書籍となっています。
初版については以下に記事を書かせてもらっていますが、今回増補改訂版が出たとのことで、改めてその良さについてご紹介したいと思います。
外出自粛ムードが続いている中、自分の身の回りを整理したり見直したりする機会になっている人も多いのではないでしょうか。 お金周りのことも、これを機に見直してみるというのが良いかもしれませんね。 特に女性は、ライフスタイルの変化が大[…]
カラーで親しみやすく、図も分かりやすい
ロールモデルが実際にいる等身大の女性たちに近い!
タイトルにもある通り、書籍は体系だった何かを学ぶのにはとても適切だけれど、一般論になりがちで、自分の立場とはかけ離れていて参考にならない…、そんな声がよく聞こえてきます。
確かに、なかなか自分に合ったロールモデルを探すのは大変で、働き方・生き方が多様化している今、自分にとっての最適解を見つけるのが結構難しいものです。
その点、こちらの本はカラーで女性らしさがあるので、親しみがわく書籍に仕上がっていると思います。
イラストとともに具体的な図や表が入っていて、とても分かりやすい形になっています。
(しかも、その根拠となるデータは一次資料となっているので信頼性も高いですね。)
(出典:Amazon紹介ページより)
とにかく、現代は人生100年時代、特に日本人女性は90歳まで生きる人も珍しくない時代です。
長寿ではあれども、体が自由に動きかどうかは別問題。
不安はつきないものですが、少なくとも軽減できる方法が紹介されていますので、老後のお金が気になる方は手にとってみてほしい一冊です。
増補改訂版ならではの良さがある
新たに付け加えられた最新バージョン♪
以下が、増補改訂版の構成および新たに追加された部分となっています。
CHAPTER2 私の年金、「答え」をください!
CHAPTER3 「老後のお金」年代別TO DOリスト
CHAPTER4 iDeCoとつみたてNISAで「じぶん年金」
CHAPTER5 年金を増やせる! 受け取り方&働き方
CHAPTER6 「年金不安」でカモられないために知っておくべきこと
●「便利! 公的年金シミュレーターが登場」
●「話題のFIRE(ファイア)、私たちの最適解は?」
●「老後資金のリアルな運用成績、公開! 」
CHAPTERごとに読んでいき、自分に近いモデルケースなどを参考にしていけば、老後のお金の準備の仕方などが分かるようになっています。
さらに増補改訂版では、ねんきん定期便にあるQRコードを読み取ることで年金ネットでやるよりも簡単に将来の年金額がシミュレートできる公的年金シミュレーターの紹介などが含まれています。
最新の情報にアップデートされているのは嬉しいところですね。
経済的自立を表すFIREについても、年金制度を活用する視点から解説がなされています。
そして、実際にiDeCoなどを運用している人の運用成績などについても掲載されています。
具体的なイメージもわきやすく、投資に対する不安感も軽くなるように丁寧に書かれているので、リアルな実例や現代女性のアンケート結果などを見るだけでも学びがあります。
先が見えれば豊かに暮らせる…かも?
自分ができることも見えてくるのが利点
正社員でしっかりと働けている人も増えてきている昨今。
それでも非正規雇用や働き方を変えていかなければいけないことが多い女性も比率的には多いのが現実です。
私個人もいろいろ考えてiDeCoをやったり、これからできることを考えたりしています。
節税優遇制度として、少しずつ認知されてきたiDeCo。 ついにスマホ1台でiDeCoが始められるauのiDeCoといったサービスも登場してきました。 auのiDeCoのサービスについてはこちらをご参考までに。 [sitec[…]
さて、この度晴れて?専業主婦となりましたSayasayanです。 おそらく、これから子育て期間はなかなかフルで働くことは難しいかな〜と思ったりしています。 これまでなんだかんだお給料の多くを投資に注ぎ込んできましたが、これも無職期間は一[…]
覚悟していたこととはいえ、女性はやはり結婚・出産といったライフステージが変わることで、自分の生き方などを見直さなくてはいけないなぁと痛感しているSayasayanです。 おひとりさま構想を思い描いて資産形成もしていましたが、人生は何が[…]
それで、iDeCoとまでなると、投資ってなっちゃうから、自分で頑張って稼いだお金を投資に回すのはちょっと…という人は多いと思うんですよね。
でも、そうした執着?というのは、ちょっともったいない気もします。
お金は天下の回りものだから、巡り巡って自分に帰ってくるもの、そんな風にとらえてもいいのではないかな?と。
まずは投資から入らなくても、年金制度はしっかりしていて受け取れないといったことはないし、障害年金や遺族年金といった側面もあるといった基本的なことを知っていれば、何が自分に必要なのかが見えてくると思うんですよね。
未来はどうなるか分からないものですが、将来設計をある程度立てておいた方が安心できるかと思うので、その一助にこちらの書籍を活用してみてはいかがでしょう。
老後を闇雲に不安がる必要はないことがよく分かるのでおすすめです。