インデックス投資における上昇相場の心構え

2018年年末、一時的とはいえ日経平均が1000円以上マイナスになるなど、ちょっとびっくりするような下落がありました。

その後、再び急激な上昇に転じたりと不安定な相場ですが、やはり下落は往々にしてあるのだなと感じる今日この頃。

下落時について、精神的な落ち着きを失うようなら自分の投資法があまり合っていない証拠なので、投資状況を振り返るなど適切な処置をとるのがおすすめです。

以前考察した内容については以下にまとめてあります。

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しかし、下落相場で慌てたりするということは、上昇相場でやるべきことをやっていないのでは?とも考えられるわけですよね。

相場が好調なときにどんな心構えで資産運用に向き合えば良いのかについて考えてみました。

森を見ずして木を見ていませんか?

上昇相場はどうしても浮かれてしまうもの

まず、資産運用という観点からいえば、長期的に投資をするもしくは年金のようなものとして活用する資金と考えているお金についてと限定しておきますね。

(上昇基調のときは、利益が出したい場合は利確するでしょうし、投資判断によっては買い増しといった行動をとる人もいると思います。)

それはそれとして、インデックス投資などで資金は20年後くらいに最終結果が出るものと仮定し、絶賛積立投資中だったりする場合。

一言でいえば、調子にのらないことが一番大事です(笑)

大きく儲けるといったことより、将来のためにお金を減らさないことが目的ですのでね。

買い増したい気持ちはぐっと我慢するのが、長期投資家の本懐。

なぜならば、定期的に購入することでバランスをとるために積立投資しているわけですから。

もちろん、買ってしまいたい気持ちも分かるし強制ではないけれど、株式投資の格言に「株は安いときに買って高い時に売る」というのがあります。

株価が上がっているなら、それは個人としては売り時であるのが基本なのですよね。(機関投資家などは売り越していたりもするわけだけど・・・)

でも、インデックス投資は相場状況がどういった形でも地道にコツコツ積み立てていく投資手法です。

したがって、売ることもないなら、買うときでも本来はないことは意識しておくべきことです。

どうしても目の前のことを評価しがちになるのが上昇相場ですが、インデックス投資はまだ見えない将来を考慮して行う投資ですので、木ではなくて森を見てとれると良いですよね。

相場に固執するのはナンセンス

こうしたときこそ「最悪」を想像しておく

とはいえ、世界経済が順調に推移している期間とも見てとれるので、気分良く過ごせる期間でもあります。

うぇ〜いってやりたいところですが、こんなときだからこそ、「最悪」を想像してみてはいかがでしょうか。

これ、暴落もしくは下落局面でやる人が多いのですが、株価下がっているときにやると二重にへこんだりするので個人的にはおすすめしません。

何より相場が好調なときだから、「最悪」を想定しても気分が落ち込まずに済みます(笑)

株式市場で最悪の状態といえば、2008年のリーマンショックが記憶に新しいところでしょうか。

簡単に言ってしまえば、世界株の60%が消失してしまったと言われる世界。

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 リーマンショックが起こってから、今週の9月15日で10年となります。 ドル/円が変動為替相場になってから相場が大きく動…

現実にそうした事態が起きているわけですから、簡単には手持ちの金融資産が4割になっても大丈夫か?と計算してみたら良いわけですね。

1000万円保有しているなら、400万円に目減りするといったレベルでしょうか。

個人的には、20代で一般的なレールに乗らなかったので、0万円で普通って感じなのですけどね。大学卒業後就職をしたエリートさんたちと異なるため、一応4割になっても平気だな、というか400万円はあるのかって思うと勇気出てきたのを思い出します。

金融資産的価値はゼロ人間できたので、今でもそこだけは意識高い系です(笑)

個人的な話はさておき、暴落時に関する対処法については著名な投資ブロガーさんや投資関連サイトにコラムがあったりと学びの材料に事欠かないのでアクセスしやすくて助かります。

余裕があるときにシミュレーションをしておくと、それだけで精神的なセーフティーネットになるのでおすすめです。

上昇相場の恩恵をしっかり受けて良し

仕事もプライベートは抑えめで

個人的な性格が大きく影響している部分はありますが、周囲が盛り上がっているときは気持ちが冷めているタイプなので、粛々と普段やるべきことをやってしまうのですよね。

その逆で、周囲が盛り下がっているときこそお金を使って気分を高めたりしています。

辛い時こそ、選択肢は多い方が良いので、順風満帆に見える時というのは粛々とが自分の性に合ってるように最近は思えるようになりました。

自分なりの「人の行く裏に道あり花の山」という感じです。(ちょっと投資で使う時とは違うけど)

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「人のいく裏に道あり 花の山」数ある相場格言のなかでも代表的な言葉のひとつ。「人の行く 裏に道あり 花の山」のあとには、…

また、相場環境が良いとついつい、実生活でも資産運用していることがバレそうな気がするので気を引き締めていることが多いです。

お仕事柄、なぜかタブー視されてますので(就業規則上やってはいけないことにはなっていませんが)、楽しく仕事しつつもとにかく粛々と。

やっぱり一般的に頭が良いと言われている人でも、資産運用の適正があるかどうか、冷静に判断できるかどうかは別次元の話だと痛感しています。

今年一番の学びだったかもしれません(笑)

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上昇局面では、投資方針などに悩みが生じない分、落ち着いて勉強できたりするので、引き続き自己研鑽の時間に個人的にはしていきたいです。

うまくいっているときこそ、不測の事態に対応できるような心構えと対策を。

ご参考になれば幸いです。

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