投資信託を購入しようとすると、必ずインデックスファンドやアクティブファンドといった言葉を聞くようになります。
インデックス投資は、インデックスファンドを定期的に定額で積立投資していくことを指しますが、じゃあアクティブファンドと何が違うの?という風に思う人は少なくないですよね。
インデックスファンドもアクティブファンドもファンド=投資信託の一種です。
多くのファンドは、インデックス型であれ、アクティブ型であれ、一般的に投資できる金融商品ですので、自分が良いなと感じたものであれば、インデックスファンドだけじゃなくてアクティブファンドを保有しても良いと思います。
ひとまず、今回は初心者向けにインデックスファンドとアクティブファンドの違いをご紹介しておきます。
インデックスファンドとは?
インデックスに連動する投資信託すべてを指す
一応、インデックス投資をしている身ですので、インデックスファンドについては、インデックス投資入門シリーズとしていくつか記事を書いておりますので、インデックスファンドのインデックスが「ベンチマーク=目安」であることは以前にご紹介した通りです。
最近よく思うのは、資産運用について慣れすぎてしまって基礎的なことをおろそかにしすぎる傾向にあるということ。 投資界隈にいると、インデックス投資(=インデックスと呼ばれる指数に連動した投資信託等への投資)という言葉に慣れてしまいますが、[…]
それを踏まえて一言でいうならば・・・
インデックスファンド=日経平均や東証株価指数(TOPIX)などの指数(インデックス)に、連動する運用をめざす投資信託(ファンド)のこと。
といえば良いでしょうか。
あとは、運用会社さんによって運用されており、販売会社さんが販売していて、機関・個人両方の投資家の資金は信託銀行によって管理されています。
このあたりはアクティブファンドと一緒であって、投資信託の仕組みは基本的にインデックスファンドとアクティブファンドで共通していますね。
インデックス投資(インデックスファンド=インデックス(指数)に連動する投資信託に投資する方法)をしている場合、順調に利益が出てくれればそれでいいって思ったりすることもあります。 インデックスとは何か?という方は、ひとまずこちらを参考ま[…]
あとは、代表的な指数に連動するように運用されるので、個別の調査などが必要なく、運用指示もアクティブファンドほどにすることがないので、運用自体は低コストで行えるのが大きな特徴です。
いわゆる保有コストが少なくて済むので、少額投資家にとっては金融商品として持ちやすいという利点があります。
例えば、日経平均株価に連動するインデックスファンドであれば、日経平均株価が1%値上がったら、そのインデックスファンドも基本的には1%ほど値上がりするということです。
アクティブファンドとは?
インデックスのパフォーマンスを超えるように設定する投資信託
これに対して、一言でいうならば・・・
アクティブファンド=ファンドマネージャーが独自の見通しや投資判断に基づき、目標とする目安(ベンチマーク)以上の収益を目指す投資信託(ファンド)のこと。(ベンチマークには通常、一般的な指数が設定される。)
ということで、ベンチマーク以上を目的とするためにファンドマネージャーなどがプロの目でもってファンドを運用しているのがアクティブファンドということになります。
市場平均(インデックス)よりも利益をあげることを目的としています。
例えば、日経平均株価をベンチマークにしているアクティブファンドは、日経平均株価が1%上がったとき(理論上インデックスファンドが1%値上がっているときに)、その上である2%とか3%の値上がりが期待されている金融商品ということです。
テーマを絞って作られていたり、バリュー投資やグロース投資といった運用手法もいろいろあるので、種類も豊富なのが魅力ですね。
市場平均を上回るリターンを得るために必要なこととして、ファンドマネージャーや企業分析を行うアナリスト、戦略を立てるストラテジストの人件費などがインデックスファンドよりかかるので、その分はコストが高くついてしまうという特徴があります。
とはいえ、近年はコスト的にも実績に即したアクティブファンド等出てきています。
株式や投信の販売手数料無料化に続き、いわゆるアセットマネジメントコストである投信の信託報酬にもゼロ化の流れがやってきてい…
特に農林中金インベストメンツさんは、Noteで商品にこめた熱い思いを語っていて、こうした投資家へのアピールや対話などが重視されてきているのかな、と感じます。
農林中金さんは、投資家との語らいの場にも積極的だったりしますね。
アクティブファンドの説明会も増えています
どちらのファンドにも良いものもあれば悪いものがある
やはり、低コストで運用できるという意味で、初心者にはインデックスファンドがおすすめされることが多いです。
しかし、インデックスファンドはその指数によりますが、完全な市場平均を実現するのは難しいものです。
また、実際に日本市場に限定はされますが、良いパフォーマンスを出しているアクティブファンドもあります。
「インデックスファンドに投資しています」と公言していますが、ファンドの記事一個も書いていないな・・・といつも思っておりますSayasayanです。 優れた記事や書籍が沢山あるので、無理に自分が書くことはないだろうと思っているだけなので[…]
インデックスファンドとアクティブファンドの善悪や良し悪しって本当はすごく難しいものなんですよね。
=Sponsored Contents= きんゆう女子。with コーポレートでは、座談会やプロジェクトを通じて理解を深…
よく対立項で語られることが多いですが、インデックスファンドだから良いとかアクティブファンドだから悪いというのは盲信になってしまうので気をつけたいところです。
最近は、インデックスファンドだけでなく、アクティブファンドの説明会も増えてきています。
私が見聞きしたアクティブファンドの説明会については以下の通り。
さて、コロナウィルスが猛威をふるう最中、いろんなイベントやセミナーが中止になったりと寂しい限りです。 春休みなんかもあって、とてもお出かけ気分満載でしたがしばらくはブログのネタもなさげ・・・。 しかし、小規模な会ということもあっ[…]
さまざまなインデックスファンドやアクティブファンドが出ているので、投資信託を購入する場合にはきちんと情報収集をして選びたいものですね。