インデックス投資入門:バランスファンドの基礎知識

インデックス投資をしてみようかな?と考えたとき、インデックスファンドとアクティブファンドについては比較として知る機会が多いと思います。

インデックスに連動するか、インデックスを基準としてそれ以上のパフォーマンスを目指すものなのか、それぞれのファンドの特徴を示しているということはすでにこのブログでもお話しました。

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インデックスファンドとアクティブファンドの違いは、インデックス(指数)を基準とする点で比較しやすいですね。

さらに、投資信託について調べていくと、バランスファンドと呼ばれるものがあります。

インデックスファンドとアクティブファンドと異なるものなのですが、バランスファンドとは???ってなりませんか?

今回は、バランスファンドについて基本的なことをまとめてみました。

みなさまの投資の参考になれば幸いです。

そもそもバランスファンドとは?

インデックス型もアクティブ型もあります

まず、バランスファンドの定義から。

一言でいえば・・・

バランスファンド=複数の資産をバランスよく組み合わせ、1本で分散投資が可能なファンドのこと。

組み合わせる代表的な資産は、国内外の株式、債券、REIT(不動産投資信託)etc.となります。

それゆえ、国内株式・海外株式・国内債券・海外債券・国内不動産・海外不動産あたりが一般的な投資対象となっています。

海外については、先進国や新興国、地域別に分かれているケースもありますね。

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バランスファンドの定義に当てはまっているファンドであれば、すべてバランスファンドとなります。

つまり、複数の資産が組み合わさっているファンドであり、かつインデックスに連動するように設定されているファンド=インデックス(型)バランスファンドとなります。

(同時に、複数の資産組み合わさっているファンドであり、かつインデックスを上回るように設定されているファンド=アクティブ(型)バランスファンドとなりますね。)

バランスファンドには、インデックス型もあればアクティブ型もあるということは覚えておいて損はないかもしれません。

バランスファンドのメリット

投資家が組み合わせを選ぶ必要がありません

そんなバランスファンドのメリットといえば、なんといっても資産配分(アセット・アロケーション)がしっかり考えられて設定されていることですね。

自動でリバランスもしてくれるので、投資に手間をかけたくないって人には向いているなんて言われます。

もちろん、投資家個人が自分の好きなようにいくつか投資信託を組み合わせて保有することもできるのですが、その手間がない点で初心者にもオススメされています。

信託報酬が高いと言われていた時代もありましたが、今はインデックス型バランスファンドも豊富ですし、低コストのバランスファンドも増えています。

債券などが含まれていることで、リターンが低くなることを毛嫌う方もいらっしゃいますが、トータル的にみればまさにバランスのとれた金融商品といえますね。

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インデックス型バランスファンドについては以下の記事に詳しいです。

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eMAXIS Slimシリーズの中でもeMAXIS Slimバランス(8資産均等)などが人気のようです。

投資信託全般にいえますが、手軽に世界中に投資できるという意味では、バランスファンドも検討すべき投資対象といえるかもしれません。

バランスファンドのデメリット

利益を得る機会を逸しているかもしれない?

もちろん、金融商品については一長一短ありまして、バランスファンドにも欠点はあります

(それが愛せれば問題なしってやつでしょうか(笑))

主に論じられるのは以下の通りでしょうか。

  1. 機会損失が大きい(適切なタイミングがリターンを得づらい)
  2. 各資産ごとの状況を理解するのは初心者では困難
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※本記事は2017年11月21日に公開したものです。 株式と債券など複数の資産クラスを含むファンドを『バランスファンド』…

とはいえ、ぼったくりのバランスファンドでなければ、初心者は適切な機会に適切な行動をとることは難しいので機会損失は誰でも起こりうると考えれば問題ととらえない人もいるかもしれません。

同時に、本当にバランスファンドの中身を知ってから投資しようという人にとっては、確かに各資産ごとに知識を仕入れる必要があります。

資産配分などが固定化されているケースもあるので、投資を勉強していくと物足りなくなるというデメリットもあるかもしれませんね。

とりあえず、他の金融商品同様にバランスファンドにはメリット・デメリット両方あります

特徴をよく理解して、自分の資産運用に組み入れるかどうか考えたいところですね。

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