株式投資をやってみたいという時、多くの人は配当金の多さだったり、株主優待の魅力から入ったりするのではないでしょうか。
今はそうした流れも大きいので、「株主優待が欲しくて投資を始めた」というのは何も悪くはありません。
若輩ではありながら、投資家を名乗る私も、最初はそんな軽い気持ちから始めました。
株主優待の存在に対して良いのかどうか?については、経済や投資について勉強した今思うところはありますけれど、魅力的なのは事実ですので日本株の投資もちょこちょこしております。
そして、やっぱり発売されると見たくなるのが株主優待を特集したムック本だったりします。
ただ最近は、写真を眺めたりする楽しさとともに、ちょっと穿ったものの見方もしてみたり(笑)
ということで、今回は『見て楽しい株主優待2018・2019』を見て、気になったところや注目したところなどをまとめてみました。
表紙だけでも情報いっぱい
巻頭特集はかなり推している企業
とはいえ、最近のムック本は、しっかり表紙にも情報がいっぱい載っているのですよねぇ。
ある程度中身見なくても、想像できるところがすごいです。
ちなみに、株主優待実施企業はどんどん増加しており、2018・2019年版で1,433社に上っています。
上場企業も増えているとはいえ、優待実施は知名度向上や個人投資家からの資金や株主数増加など企業なりの考えあって行われていること。
ということで、表紙にまで名前が上がっている企業というのは、それなりに前のめりになっている企業と評することもできます。
巻頭特集などになっているので、紙面にもその企業のことが多く載っているわけですが、まずは気合を入れて優待を取り入れている企業であることが分かりますね。
今回のムック本では、以下の企業名が大々的に出ていました。
- 日本ハム
- ハウスドゥ
- ヘリオステクノホールディング
- 常磐興産
- 北恵
それから、企業の女性IR担当者が語る「株主優待品」の魅力ということで以下の企業名が小さめですが出ておりました。
- ハウスドゥ
- テクマトリックス
- シーボン
- トラスコ中山
これだけで、ハウスドゥあたりは今回特に力を入れていることが分かりますね。
IR担当者さんがわざわざ紙面に登場し、しかもアンケートに商品提供をしているので、それだけ投資を促進したいという意図があるのだな、と見てとれます。
特集部分やカラー部分を見逃すな!?
紙面の中で全面に出ているのは勢いがある証拠
ということで、こうしたムック本については、前半部分に比重が大きく(もちろん、二色刷りの後ろ部分を懇切丁寧に見るのも楽しいですけどね。ネットなどでも優待情報は確認できますので、情報というだけなら、ネット上の方が早いし新しいです。)、巻頭特集をはじめ、カラーで全面に出ている企業は積極的な企業であるといえるでしょう。
ムック本は、日興アイ・アール株式会社から出ており、日興アイアール株式会社が運営しているIR説明会などにも参加したりもしている企業も多いです。
直近では、シーボン等が説明会を実施していて、こちらもかなりの力の入れようですね。
趣味というものがほぼない自分ですが、知らない土地を歩くのとかは大好きなので定期的に別の場所に行きたい欲があります。 しかしながら、普段は用事がないところに行く気持ちは起きないというわがままっぷりなので、用事っぽくイベントやセミナーに遊[…]
そういえば、こちらのシーボンの説明会ブースでお話をしてくださった方が紙面にも出ていてちょっと感動でした(笑)
シーボンさんは、自社のページだけでなく、ムック本の中の「特別企画:楽しい株主優待生活」や「特集!選べるカタログ」などにも登場しているので、ムック本の中での存在感がバツグンです。
人間というのは、こうした無意識に目にするものをついつい意識してしまいますね。
実は使える?索引部分
投資初心者に優しい作りに
そして、最後に索引部分をチェックするのがおすすめです。
実は索引部分、単なる索引だけでなく、「いくらから買える?」順、「配当利回り」順、「都道府県」順、「50音」順、「証券コード」順となっています。
まぁ、安いからとにかく買おう!とか配当利回り高いから買おう!とかは個人的にはないのですが、やはり人の目には触れるところなので、チェックしたくはなりますね。
最近は本当に株式も100株統一など変化があって、意外と安く購入できるのだなぁとしみじみ思います。
あとは、都道府県順のところは、応援したい企業をこっそりチェックするのに必ずみますが、日本には地方企業も大事だよなぁってつくづく思っていますので、そうしたところに資金を回したいとも思います。
とにかく、投資初心者向けにも配慮ある索引になっていますし、もちろん、気になる企業名から株主優待を調べることができるのでとっても便利ですね。
さて、なんだかんだ言いましたが、写真もいっぱい載っている株主優待のムック本、投資初心者にとっては宝の山みたいにドキドキしちゃうような気分を味わえるのではないでしょうか。
「見て楽しい」の言葉はダテではありません(笑)楽しく、投資をするためのおともにどうぞ。