株式投資を初めてはや8年目。
万年初心者で、NISA(一般NISAの8年目で追加投資できない)とiDeCo(月々3万円程度)、ときどき日本の個別株を購入して満足しているSayasayanです。
最近は良いコンテンツが増えたことから、あんまり株式投資について説明することがなくなっているのですが、こうしたゆるい個人ブログでまとめておくというのも悪いものでもないか・・・と思って自分の身の回りでやっていることないかな〜と探してみました。
そこで、あまり労せずお金をいただいているものとして浮上したのが貸株サービスです。
まぁ持ち株も多くはないので受けとっている金額は少額ですが、ランチ1回分くらいにはなっているので立派な不労所得的位置にあるかな、と。
ただし、貸株サービスはメリットばかりではありませんので、デメリットも合わせてご紹介しておきたいと思います。
そもそも貸株サービスとは?
証券会社に株券を貸すことで金利を受け取れるサービスです
貸株サービスは、簡単にいうと個人投資家が保有する株式を証券会社を通じて機関投資家等に貸し出すサービスです。
貸しているわけですから、貸している期間と貸し出すときに設定されている金利の利率に応じて貸株金利という金利を受け取ることができます。
貸し出すか貸し出さないかは個人投資家の自由です。
貸し出すならば貸し出す設定をすれば良いですし、貸し出さないならば特に設定などは必要ありません。
もちろん、いつでも貸し出すか貸し出さないかを投資家自身が好きなタイミングで決めることができます。
また、保有株数のうち、好きな分だけ貸し出すことも可能です。
例えば、500株持っているならば100株だけは残して、400株は貸し出すといったことができます。
ちなみに貸株の金利の利率は定期的に変動します。
需要と供給のバランスなどがありますから、今のところ多くの銘柄は0.1%程度。
新興のビジネスを行う企業などは高いところだと5〜6%、高いところだと10%あるものもありますが、初心者が手を出すには値動きなどが激し株式が多いので、貸株金利の高さだけで選ぶのは、FXで差益狙えるからと高金利通貨に手を出すのと同じなので、中身をよく知らないままやるのはやめた方が良いかもしれません。
貸株サービスのメリット
金利をもらうのは設定一つでOK
いろいろ注意が必要ではありますが、貸出設定しておけば貸株金利を毎月1回受け取ることができるのが一番の魅力。
金利0.1%だなんて微々たる額でしょうが、というお声もありそうですが、何もしなくても入ってくるのですから、何かを人に貸す(特にお金)というのはさらにお金を生むんだなってお話ですね。
メリットについては日本取引所グループのHPでも解説されています。
また、貸している間はいつでも売却可能なので、いざという時に現金が欲しくなったといったことが起きても問題ないのがメリットでしょうか。
長期保有が前提であるならば、日頃の生活に支障が出ないというのは良いところですね。
貸株サービスのデメリット
貸している間は株主としての権利がないので要注意
ただ、株式を貸すというのはそれなりにデメリットもあるものなので、ちょっと強調してデメリットを紹介しておきます。
詳しく知りたい方は以下のサイトなどが詳しくまとめてくれているのでご参考までに。
みなさんは「貸株」というサービスをご存知でしょうか。 株式投資の利益は、 売買によって差益を得るキャピタルゲイン 配当金…
大きなデメリットは以下の3つです。
- 貸株期間中は株式の保有者が証券会社もしくは貸出先となるので、うっかりして設定を正しくしていないと株主優待や配当金が受け取れない。
- 貸株にしていても配当金相当額を受け取ることはできるが、配当金相当額は雑所得になるので注意が必要。
- 仮に貸し出し先の証券会社が倒産すると、株券が戻ってこない可能性がある(分別管理の対象ではないため)。
①の点は、優待がある場合は優待優先の設定などをしておけば、権利確定日に合わせて所有が個人投資家に戻るので心配するほどのことでは近年はない気がします。(かつては設定をしていても戻らずに権利を逃してしまった人もネット証券上にはいたようですが、個人の場合で申し訳ないですけど、私の場合はきちんと設定通りになっていました。)
②は確定申告する人にとって不利になることがあるので注意が必要です。
雑所得になると申告分離課税の対象ではなく総合課税の対象になってしまったり、配当金控除の対象にならないので気を付けないと追加徴税といったことにもなりかねません。
③はネット証券などが隆盛を極めている昨今、いきなり起こることはなさそうですが、実はもっとも気を付けなければいけない点だと思います。
ということで、なんだかんだデメリットも多いのでいろいろ気を付けながら利用しようと、個人的にもまとめてみて改めて思いました。
何事もさじ加減を間違えずに上手に活用したいところですね。