さて、私事で恐縮ですが海外ETFデビューをいたしました。
周囲からはもう高すぎて買えないといった声も聞こえ・・・。
各証券会社の米国株等最低取引手数料の引き下げ合戦のさなか。
まだ、手数料も引き下がっていないので、狙ったも何も愚かしい行動に移るかもしれません。
とはいえ、前々から準備していたことですし、なんとなくそうですね、こうなったら「手数料引き下げによって小口の資金流入が相次ぐ可能性に賭けて先に買っといた」ということにでもしておきましょうか(笑)
さしたる大きな理由とかあるわけでもないですし、これで米国投資家だ!というつもりもさらさらないので、ひっそりとご報告です。
強いていうなればSayasayanという名の得体のしれない人間による大いなる社会的実験の一環くらいに捉えていただければ。
まだまだ投資にも個別性というのが色濃く出てしまうもので、とにかく慎重派の私は暴落のときがきたとしてもすぐに飛び込めるようなフットワークの軽さを有していないので、とりあえず気になるなら少し持っておこうと前々から考えていたことが実行されただけでございます。
それでもまぁ、色々考えるところのあった海外ETF買い付けに至るまでのお話をちょっとまとめておきます。
海外ETFの購入=所有欲を満たすため?
公共の福祉に反しない限りは問題ないと判断
正直なところ、ここが買い場だなんてことは考えておらず、人に勧めるものでも全くないので、賢明な投資家のみなさまは、真似など一切なさらぬようご留意ください。
さてそんなこんなで、海外ETFの購入については、とある方から「そんなの所有欲を満たすだけ」と言われて以来、ず〜っと悩んでいました。
確かに今は優良なインデックスファンドもあることですし、大口の買い付けができるわけでもないので、低収入の私が背伸びをして購入することの意義というのはあまりないということなのかもしれません。
しいて反論するならば、お金がないなら作ればいいので、海外ETFを購入することで自分の意識を稼ぐことにもっていくなんていうのもアリではないかと思ったり。(あんまり自分自身で稼ぐことには興味ないのですが・・・)
ただ、所有欲を満たすだけでも購入理由として弱いということもないかなぁと、その時は軽く考えていたのですが、結構後からこの言葉は考えさせられて、長らく放置案件になっていました。
そもそも手数料負けしないだけのタネ銭(今期の配当金のおかげでまとまった金額に到達)と為替のこともあるので、ドル転のタイミングを見計らったりもして、時間がかかったりしています。
投資は自己責任の範疇であれば、好きにしていいのですが、まぁ資産形成の先輩から言われると結構響きますよね(笑)
こういうときは、いろんな人に会うことのデメリットも素直に感じるものです。
言われなければ脳内お花畑で、より一層適当に投資していたことでしょう。
欲張っているつもりはないのですが、「私は欲張りなのかなぁ?」とかつまらぬことでウダウダしておりました。
そして、ウダウダしていても始まらないからとりあえず保有してしまえという、突如現れる男前な発想で最初の一歩を踏み出したわけです。(何度も言うけれど良い子は絶対に真似しないように!です。)
仮に私が欲張りなのだとして、まぁそれはそれで大変人間らしく結構ではないかと。
流動的な資本を保有することにおいて、貴賎は関係ないですし、公共の福祉に反しない限りは幸福追求の権利はあるわけだから、何か問題があるかといえばないな、と一周以上回って憲法とか法律とかの範疇まで思いを馳せてしまいました。
フランス人権宣言にも書いてある、近代国家の理念ですから。
(出典:Wikipedia)
我ながら壮大な言い訳でございます(笑)
実際、各証券会社において米国株式等の買付手数料面で変化が起きたことを考慮すれば、今後住まいが日本にあってもよりナチュラルに米国株が直感的に購入できるようになる可能性は高いともいえますしね。
インデックスファンドで十分っていうのもうなずけるけれど、特に守る物のない私が保守に走る必要性も今のところないので、金融商品の幅を広げてそれによる学びのリターンを得るのも悪くないかと思い至った次第です。
超面倒くさい人だなぁと自分にツッコミを入れつつ、大局をとらえれば我が事など瑣末なことと実感できます。
悩んでいるときはたまに大きなことを考えると、すっきりするかもしれません、おすすめの解決法です。
とかく人に勧めるわけではないけれど
なんとなく本家VTを持つ事で変化を
そして深く考えていたわけではなかったのですが、やはりVT(バンガード・トータル・ワールドストックETF)は本家で持ちたいなぁとずっと思っておりまして、それをそのまま実行したにすぎないのです。
VTについては、証券会社さんなどでもしっかり解説してくれているので、定番商品って感じなのですがそこが初心者にとって安心できるところですね。
バンガード・トータル・ワールドストックETF【VT】は1本で新興国を含む世界47カ国の株式に投資ができるETFです。VT…
影響を受けたブログや記事は多いのですが、主だったところとしては、神経内科医ちゅり男さんときしやんさんでしょうかね。
言わずもがな、著名な資産運用系ブロガーさんたちです。
素直に、投資信託とETFの違いを学び、VTは楽天VTという連動する投資信託もあるわけなのだが、やはり本家VTで長期的に保有が良かろうか?となけなしの頭が判断したということにしておいてください。
確かに海外ETFの保有はまだまだ手間がかかったりもするんですが、その手間は手間で愛おしいかなぁと。
確定申告はすでにしている身なので、新たな手間が加わる程度ですし、それぐらいの余裕もありますし、それでまた面白おかしくブログを書ければ十分ではないかな、と今は考えています。
何より、所有欲を満たすだけかもしれないけれど、満足感も人生におけるスパイスの一つではないでしょうかね。
コツコツぼちぼちも変わりませんし、こういうのもあるよ〜くらいの雰囲気で。
一つ満たせば、また次を満たそうという気にもなるものですから、次の目標に向かって進むのみです。
あ、地味にコツコツ投資をするためにも入金力も高めなければとも思ったり、変化はあまり望む方ではないですが、基本路線を変えることなく、柔軟に対応していきたいところです。
とにかく、全く人に勧める状況でもなんでもないですが、新たな資産形成の選択肢を一つ増やしました。
これから、上手に付き合っていけたらと思っています。(うまくいかなければやめれば良いだけの話です。実は米国株はかつて一度トライしたのですが、挫折した黒歴史があります(笑))
投資も本気でしたいから
いくら真面目でも持たざる者の声は虚しい
ということで、さしたる分析や持論があるわけでもなく、安易な投資です。
しいて過去と違うことといえば、生活防衛資金があること。NISAやiDeCoなどをした上での余剰投資であることくらいでしょうか。
賢明な投資家さんたちなら当たり前と思っていることですが、基本がそろっていると冒険もできるという実例でもあります。
あと、不肖Sayasayanに会ったことやTwitterなどで絡んでいただいている方は、もうお気づきかと思いますが、どうも私、非常に環境に左右されやすい個体のようです(笑)
タイミングが良いか悪いかよりも、結局そのリアルの中に飛び込まないと、本気にならない人のようなのですよ、難儀な生き物のことよ・・・。
まぁ、仕事面もそうですが、例えば教師という職業もしかり。
真面目に「教える内容」や「教える技術」についても真面目には常々やってきました。
でもね、本気で学んだのは、やっぱり先生になってからなんですよねぇ・・・。
やる前からちゃんとしていたつもりなんですけどね、どうも尻尾に火がつかないと本気にはならないようなんです。
ということで、真剣に本気でやるための起爆剤でもあるといえるでしょうか。
裏事情をお話しすれば、ちょっとだけ海外ETF欲しいなって思いが加速したのは、副業方面での変化が影響しています。
海外の経済情勢について記事を書いたりすることになりそうなので、それに対して本気で取り組むためどうしよう?と思っていまして。
欲深い方ではないとはいえ、利害が絡めばびっくりするくらいよく勉強することはわかっておりましたので、購入に至った次第です。
これで英語の勉強とかもできるようになるといいんですが・・・
そんなこんなでいろんな状況が絡んでいるので、自分にとっては必然的に起こったことくらいの感覚です。
結論、そんな金融商品の買い方もあってもいいのではないでしょうかっていうとりとめもない話なのでした。
これが失敗なのか成功なのか、死んで分かるかどうかも分かりませんが、みなさまのご参考になれば幸いです。
(そんな事言って、VTは指値がささっただけで、「買った」というより「買えてしまっていた」が正しい感覚だったのですがね(笑))