最近は、コロナ禍の影響を考慮しながら、各地で株主セミナーや株主総会がリアルで開催されるようになりました。
先日は株主限定のりそなセミナーなどが開催されて、多くの方が参加していました。
今後こうした動きは加速していきそうですね。
最近は、感染症対策はしつつも、外出に対して寛容な雰囲気になってきましたね。 企業に投資をしていると、株主総会のお知らせなどが届きますが、オンラインとリアルのW開催というところも増えてきました。 今回は株主総会ではなく、2023年2月[…]
今回は、11月決算のキューピー株式会社(2809)の株主総会に参加してみました。
リアル開催と同時にオンライン開催もやるハイブリッド型の株主総会も増えましたよね。
現地まで行かなくても総会の様子を知ることができ、その意味では良い時代になりましたね。
(実際、おうちで子どものおむつとか替えながら株主総会の様子を視聴ってすごいですよねw)
招集通知だけでは分からない、経営陣からのお話はとても興味深かったので記事にまとめてみました。
みなさんと情報を共有できれば幸いです。
キューピー株式会社の株主総会概要
1時間ほどのリアル&オンライン開催でした
株主総会がリアル&オンライン開催になってよかった点としては、だらだらとした株主総会が減ったことかもしれません。
キューピーさんの株主総会も1時間ほどの予定と宣言されていて、その通り1時間ほどできっかり終わりました。
タイムパフォーマンスもとても良いと感じた株主総会でした。
以下、株主総会の概要です。
開催日時:2023年2月22日(水)午前10時開始
リアル会場:東京国際フォーラム ホールC
決議事項 第1号議案 定款一部変更の件
第2号議案 取締役10名選任の件
第3号議案 監査役2名選任の件
決議事項については、株主総会通知のペーパーレスの件や新たな取締役・監査役の承認だったので、このあたりは大変スムーズに終わりました。
ちなみに、キューピー株式会社(2809)は、乳幼児を育てている子育て世代はお世話になっている方も多いのではないでしょうか。
離乳食は普通に食べても美味しいものが多い気がします。(ちょこっとつまみ食いしている人w)
資産形成はほどほどにしつつ、育児に邁進中?のSayasayanです。 今の時期だけとはいえ、社会から取り残されているような気持ちにもなってしまう昨今。 毎日情報収集とばかりに育児×投資に関係する企業を探してしまいますw 今回はその[…]
ななしさん主催のベストバイストック2022でも選ばせていただきました。
割安感はないけれど、今日聞いたお話を聞いて今後の飛躍に期待したい銘柄です。
今年もあっという間に1ヶ月を切ってしまい、今年なにしたよ!?と焦ってバタバタ動いているSayasayanです。 毎年もっと慌てずにできないのかよって自分自身にツッコミを入れております。 さて、本日はななしさん(@_teeeeest)[…]
事業報告の詳細について
新たな商品やアメリカ新工場についてがメイン
事業報告については、今期の業績指標や来年度の目標などについても説明がありました。やはりエネルギー価格の高騰や鶏卵の高騰が大きく影響し、次年度も増収減益予想と少々弱気?な印象でした。
主力商品であるマヨネーズなどの価格を4月に値上げすることもあり、上手に価格転嫁ができるか?といったところです。
海外事業は中国のゼロコロナ政策で行動制限などがあった結果、伸長率が小さく推移してますが、北米市場や東南アジア市場が好調で順調な推移とのことでした。
新商品は続々と投入されており、健康ニーズに応えるアマニ油入りドレッシングやプラントベース(植物由来)のタルタルソースなど興味深いものがたくさん!
飲食店などが調理工程を省けるような商品開発にも注力しており、個人向けではなく業務用も力を入れているとのことでした。
Qummy(キューミー)という直販サービスもスタートさせ、今後全国へと展開させていくそうです。
Qummy(キユーミー)は、キユーピーの公式食品通販サイトです。お客様の食の悩みに寄り添いながら、バラエティ豊かな野菜料…
また。気候変動への対応もしっかり行っており、神戸工場をはじめ、3工場に太陽光パネルを設置したとのことでした。
今後もさまざまな新商品や動きがありそうで楽しみだなぁと素直に思いました。
株主からの質問&経営陣からの回答
質問は事前受付で担当者が各質問に答えるスタイルでした
質疑応答の質問は、参加株主から事前に聞いて順番に本会で質問するという形でした。
それぞれの質問に対して、担当者から回答するというスタイルでとても分かりやすかったです。
地味なことかもしれませんが、オンライン上では株主の画像は流れず配慮がなされているなと感じました。
以下、かいつまんで6つの質疑応答についてまとめておきます。
アメリカでは司法に則り、ケージフリーの目標値などがあるが、日本の場合ケージフリー(平飼い)が国土面積などの問題でなかなか難しい。(ちなみに平飼い率は全体の5%ほど)鶏卵調達は我が社にとって最大の課題であり、しっかりやっていきたい。
今後海外事業は収益の柱としてさらなる拡大を目指すとのことで、大変期待がもてる内容だったと思います。
さらなる企業としての飛躍を期待したいところです。