昔から女性の方が投資が上手!?東証の歴史博士に学ぶきんゆうの歴史プレ女子会レポート

2020年7月30日(木)にお金のことなどきんゆうについて学ぶコミュニティきんゆう女子。で今後開催される新たな女子会シリーズのプレ女子会があったので参加してきました。

今回は10回シリーズで、お金の歴史について学べるスペシャルな女子会を開催するとのこと。

講師となるのは、東証マネ部でも連載にも関与されている、JPX(日本証券所グループ)の石田さん。

大学でのご専門も経済史だったそうで、MBAもお持ちの歴史博士からいろいろお話聞けそうで、かなりワクワクしながら参加しました。

今回はプレ女子会でしたが、「プレ」とは思えないほどの内容の濃さでした。

ちょっと辛口?な女子会でしたが、タメになったこともいっぱいでしたので、みなさんと情報共有できれば幸いです。

経済学のことを学びたい人のための入口として

経済史や文化人類学からのアプローチが実はお金を学ぶ近道?

そもそも、JPXさんでは投資や経済のことをもっと広く知ってもらおうといろんな取り組みをされているそうです。

東証マネ部!のサイトでもお金の歴史についてのコラムがスタートしています。

東証マネ部!

はじめに 日本取引所グループは、東京証券取引所、大阪取引所、...…

経済のことってとっつきにくいですけれど、社会生活の中では切っても切り離せないもの。

今回は、経済のことをよく知る一歩手前のステップとして、とっつきやすいのではないか?という歴史や先史時代のお話もしてくれるとのことでした。

また、近年はAIによる売買が進み、JPXでも高速取引などがなされていますよね。

テクノロジーの変化によって、金融の可能性も広がっているというお話もありました。

昨今、転売ヤーの問題などがありますが、現状、情報弱者が転売ヤーたちからいいようにお金をとられているような状況です。

でも、AIによってそういった悪徳業者に対して評価をつけて、価格を変更できる(良心的な業者を割り出し、悪徳業者を市場から締め出す)ようにするなど、多様な市場を形成できるようになってくるのでは?とのこと。

「好き」「嫌い」といった感情を価格にのせるといった取引も可能になれば、不当な取引を減らせる・・・これは消費者にとっては嬉しい点かもしれません。(また、それだけ売り手側は厳しいジャッジに耐えなければならないって話にもなりますが・・・(笑))

昔から日本の女性投資家はすごかった!?

著名な女性投資家、富貴楼主お富さん&川上貞奴の話

今回はプレ女子会でしたので、日本の女性投資家についてのお話がメインでした。

ご紹介いただいたのは、二人の著名な女性投資家さん。

一人目は、横浜の高級料亭富貴楼の女主人、お倉さん

この方、豪商田中平八(東京証券取引所の設立にも関与した方)さんによくしてもらった明治の女傑さんだそうです。

富貴楼では当時の政財界の大物たちが常々情報交換をしており、お倉さんにはぜ〜んぶ筒抜けだったとか・・・

こうした情報により富裕となったお倉さん。

そんなお倉さんのすごいところは、投資で得られた資金でお店を出したい女性たちに資金提供したりしている点

まさにダンナさんってやつですね、女性ですけれども。

ビジネス的にとっても男前なお富さん、平八さんが亡くなったら繁盛していた富貴楼を閉めるなどキップの良さが伺えます。綺麗さっぱりな去り際までかっこいい人だったそうです。

二人目は、川上音二郎の妻である川上貞奴さん

福沢諭吉の養子だった福沢桃介と恋仲だった方。

男女の惚れたはれたで、こちらも情報を得て利益を得たしっかり者さんだったようです。

 

 

ちなみにですが、日本では制限選挙が実施されていた時期もありましたが、投資に関しては証券市場ができた時から個人投資家が自由に取引できたそうです。

財産や年齢制限、男女の別などなかったというのは意外でした。(まぁ、その情報にアクセスできるかどうかがカギだったわけですが、うまく人脈を活用し、情報を得られた女性たちは成功したということのようです。)

それでも、米が株券が変わったいえば、何か少し得体のしれないものに感じたのかもしれません。(目に見えないものを信じろって言われるわけですものね。)

今以上に投資へのハードルは高かったのかもしれません、それに比べて今は本当に恵まれていますね。

日本には3回証券市場が誕生している!?

茅場町についてのトリビアも(笑)

講師の先生がJPXの方ということもあり、茅場町のことについてもいろいろ教えていただきました。

そもそも、日本の歴史上証券市場は3回開かれているとのこと。

1回目が大阪堂島の米相場、次に明治の頃にできた東京株式取引所(一時期日本証券取引所となり)、戦後にできたのが今の東京証券取引所だそうです。(大阪の方も大阪株式取引所→大阪証券取引所→現在のJPXの流れ)

詳しいお話は、日本取引所グループから出ているこちらの書籍で知ることができます。

かつて鬱蒼とした森だった茅場町に証券取引所ができたきっかけは、簡単にいうと政府の土地の払下げとのこと。

三井・島田・小野という大財閥に土地を与えて新しい金融の場所を作るように促したことからなんだとか。

日本橋に近いことも起因していたようですが、日本のウォールストリートを新たに作るために開かれた場所だったそうですよ。

茅場町のこぼれ話も面白く、本編もいろんなお話が聞けそうです。

JPXのセミナーでお話を聞いたり色々していますが、意外と知らないことばっかりでとても勉強になりました。

おまけに10回シリーズの本編では、さらに詳しく、日本の縄文時代から令和時代まで一気にお金の歴史を解説してくださるそうです!

興味のある方はぜひ本編に参加してみてくださいね。(オンライン参加となりますが、視聴だけなら無料版もあります。)

私も10回のお金の歴史シリーズ、さらに気になるプレ女子会でした♪

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