さて、これまでいかに私が無駄遣いをしてきたか?について書いてまいりました。
お金を貯めるために、「無駄遣いを減らす」ことが特に強調される昨今。 確かにそれも大事なことなのですが、反対に「より良いお金の使い方」とかは議論にならない不思議。 それに、最近思うのは無駄遣いするってことも大事なのではないかな?っ[…]
金融資産1000万円といっても、なんだかんだでまだまだ資産運用の中では序の口。 初心者もいいところですし、1000万円程度ならば節約や貯蓄中心で可能な範囲といえます。 また、現代社会を生きる私たちはお金を一切使わずに生きることは[…]
「非正規で金融資産1000万円なんて、地味でお金を使わない生活してたんでしょ?」と言われるのですが、それは半分合っているし半分間違っています。
ごく一般的な女性同様、美味しいものが好きだし、キラキラしたアクセサリーとか宝飾品も大好き。
おまけに知的好奇心旺盛で、非常に欲深い人間です(笑)
キャリア編と書きましたが、ここからは私の真の散財遍歴が書かれてあります。
これを読めば、お金のかかりどころが分かるかもしれません。
いままでで一番かかったのは学費
自己投資にお金を使うことの重要性
やはり、これまでの人生で一番かかったのは学費(教育費)ですね。
しかも、興味関心が世の中と関係のない方向に向いていたので、哲学系に進んで就職に有利なものは何一つ持ち合わせませんでした。
今のご時世からすれば、お金をドブに捨てるような感じかもしれません。
もちろん、当時は教員になりたかったので、その勉強はしてたけど、お金を稼ぐなんてことには毛頭興味なかったんです(今、資産運用はしてますけどね)。
もっとも自由で、無意味なことができる最高の時間でした。
ありがたいことに、大学で得た免状と知識で今ごはん食べられていますけど、投資界隈の中にはロジックに優れた方達が多くて、お金の稼げないところに行こうとするこの方向性はお見せすべきところではないかもなってよく思います(笑)
でも、こんなご時世だからこそ、お金とかにとらわれずに学ぶことを謳歌する人生を過ごしたいんですよね。
「これはお金になる」って思ってやることって、実はすごく物事をつまらなくする可能性もあるから。
全くもって人にはオススメしない人生ですが、大学4年間・大学院には通算8年間通いましたので、相当な自己投資をしてるかと思います。
自己投資にお金をかけることは重要ですよ、でもここまでかけなくてもよかったかなと今は考えちゃうところも・・・。
今は、無料だったり安価な価格で色々学べるようになりましたしね。
でも、個人的には人とは違う経験として、他人と自己を切り離す重要な経験にもなっているので良しとしているところです。
海外旅行や居住も良い経験
井の中の蛙でいるとしても・・・
次に、私は人見知りで他人と長くいると疲れるタイプなので、お出かけをしょっちゅうしているタイプではありません。
ただ、幸か不幸か海外への憧れというのが昔から強くて、高校時代のマレーシアを皮切りに、ちょこちょこ海外には出かけております。
まぁ、院生時代や研究員時代にありがたいことに海外に行かせてもらう機会も得て、ちらほら海外にもお友達がいる状況。
日本も大好きだし、なんだかんだ言って日本で死にたいような気もするので早々に帰ってきちゃいましたが、(これからは海外の方がチャンスもいっぱいだと思うけども)定期的な海外病は消えないような気がします。
日本の中で井の中の蛙状態だったとしても、時々海外に出るとまた、日本とは違う感覚を得られるんですよね。
何より、日本に帰ってきた時「日本っていいな〜」っていうこの感覚がやめられないというか。
ただ私、海外に行っても全然やること変わらないんですよね(笑)
観光スポットに出かけるよりも、ふら〜っと町歩きして気に入ったカフェでお茶したり。
もちろん、美術館とか好きだから観光スポットにも行くんだけど、どちらかというと現地の生活をこっそり覗くのがたまらないタイプ。
意外と大胆なので、はじめてのこととかにはわりとトライしたりも。
暮らすように旅するっていうのがお気に入りです。
あと、海外は旅行するのと住むのとでは全然違うので、そこは忘れないようにしようっていつも思っています。
フランスのパリで感じたここでは暮らせん!(物価が高すぎて旅行気分でなければお金使えない)みたいなの、肌感覚としてはすごく良い経験だったな、とか。
いずれ仕事しなくて済むようになったら、のんびりやりたいことですね。
(そのためにも元気なうちにアーリーリタイアせねば(笑))
ジャンル問わずに書籍代
ただコスパの良い一生の趣味
そして、今や書籍も無料で電子化されたものがたくさん手に入る時代ですが・・・。
研究してたこともあって書籍代はおそらくバカにはならない金額つぎ込んでいます。
専門書って高いし、ましてやKindleとかになっていなくて、この二極分化的な状況は実に興味深いですが、読みたい本がデータ化している可能性が時々著しく低いことがあります。
残念なような、それで良いような、いつも複雑な気持ちになります(笑)
でもまぁ、専門書とまでいかなくても書籍を読むことは生涯できそうなことなので、ずいぶん長く続いていることですね。
基本的に無駄なことやりたくないタイプで、動かなくてできる趣味サイコ〜みたいな感じで思っています。
何より書籍はいいことの方が多い気がするんですよね。
それだけ知識を蓄えることができるし、他の人の人生を知ることができて、誰かを傷つけなくていいし・・・。
いずれにせよ、書籍代はこれからもちょっとかかりそうな気がします。
技術が進んだとしても、アナログな私はついていけないですので、紙媒体を不合理にも愛用しそうです。
何にお金を使うかで自分が分かる
一生学生期で過ごしたいのかも!?
ここまで来て、常々思うのは自分は学ぶことが好きな貪欲な人間だなぁということ。
何にお金を使うかで自分のことが分かるとはこのことですね。
しかも、世の中の役に立つためのスキルとかには全く興味ないので、世間的にみたらクズかもしれません。
いわゆる、「一生学生でいたい!」って人なんですよね、私。
古代インド人の理想的な生き方は、4つのステージに分かれていて、学生時代を過ごしたあとは、しっかりと家庭生活を送って、隠居して、死に場所を求める期間に分かれているのですが。
これって、実は人々が定住生活を行うようになって大きな社会生活を営むようになってからのこと。
それ以前は、学生生活を一生過ごす人もいれば、隠居同然の一生で終わる人もいたり、早くから出家しちゃう人もいてわりと自由だったようなんです。
まぁ、それでは社会を維持できないので、なんとなく固定化した生き方が推奨されるようになったわけですが。
とにかく無駄遣いは悪いものではないし、無駄遣いには訳がある。
無駄遣いの棚卸しも、自分のこれからを考えるときに参考になるかもしれません。
自分の大事にしているものや価値観のブラッシュアップにすごく役立つかも、です(笑)