中学で学ぶ経済シリーズ②電子マネーやクレジットカードについて

せっかくスタートさせたものなので、長く続けたいと思っています、中学で学ぶ経済シリーズ第2弾です。

第1弾はコチラ。

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よく学校教育の期間に、「経済のことやましてや資産運用の話なんて学んでこなかった」という声はよく聞かされます。 多くの人が言うぐらいですから、そうした実感が強いのでしょうね。 実際に私もごくごく普通の田舎の公立校で育ちましたので、[…]

日本の中学生でも学ぶ内容は大人として知っておかないと恥ずかしいことなので、私自身が一生懸命勉強中でございます(笑)

今時流行りのキャッシュレスにつながるものとして、消費支出の項目で電子マネーやクレジットカードについても記載があります。

正直、キャッシュレスを推進する国の教科書としては、決済アプリがまだ説明されていないところは時代遅れな気がします。

すでにお小遣いをスマホ経由でもらっている子も実情いたりするので、学校でやること古いわ〜って言われると、すいません・・・って感じです。

とはいえ、電子マネーやクレジットカードの仕組み等学んでおいて損なしの内容もしっかり載っています。

クレジットカードの仕組み

「クレジットカード≠お金」の重要性

(出典:お金の法則

まずは、クレジットカードの基本的な仕組みの話が出てきます。

クレジットカードは、利用者の「信用に基づく借金」という定義がなされています。

メリット:現金がなくても支払いができる。

デメリット:現金ではないので、一時的に代金をクレジットカード会社が立て替えてくれるだけ。

これぐらいの記載はいろんな教科書に載っているので、その利便性は説明されていますね。

それゆえ、私たちは現在の収入だけでなく、先々の収入についても見通しを立てて計画性を持っていかなければいけないとの名言が締めくくりにきています。

大人も肝に命じないといけませんね・・・

電子マネーの仕組み

ポイントについての説明もアリ

(出典:おしえて電子マネー

そして、最近は電子マネーの解説も多く見られるようになりました。

あらかじめ入金(チャージ)した分だけ使えるプリペイド式カードと、使った分だけ後から請求されるポストペイ式カードが存在しています。

実は、加盟店が商品・サービスを提供する代わり会員は電子マネー情報を提供すること、加盟店からは売り上げ金が電子マネー発行者に支払われる代わり、売上データが提供されることもきちんと明記されています。

こうしたデータが売り場の展開にも有用に活用されているとポジテッブな捉え方の表記が多い模様です。

また、ご当地WAONの紹介もありました。

(出典:WAONホームページ

ご当地WAONは、イオン系列のお店でのお買い物額の0.1%が自動的に寄付になるカードです。

各地域に寄付できるのが良いところ。

ふるさと納税制度は、体力のある自治体なら良いのかもしれないけれど、地場産業など必ずしもあるとは限らないので、こうした寄付くらいの方が抵抗なくできるかな?と思いました。

直接的な寄付には抵抗があっても、お買い物の毎に寄付できるのは精神的障壁は低いかな、と。

まぁ、寄付によって控除を受けて節税するのが、マネーリテラシー的には賢いのでしょうが…(ゆえに分かりにくい寄付は微妙ではある)

こういう選択肢もあるのは、悪いことではないでしょうかね。

カードデザインもいくつかあって可愛いですし(お茶濁し・・・笑)

正しい支払いとマネーリテラシー

自己破産についての言及も

よく載っているのは、クレジットカードの発行枚数や信用額のグラフですね。

(出典:一般社団法人日本クレジット協会)

特に強調されているのは、自己破産についてかな。

資産運用をしていたり、資産形成真っ最中の人たちと触れ合う機会が増えたので、個人的には遅ればせながらクレジットカードや決済アプリでの支払いをしています。

しかしながら、生徒たちに教える内容としては結論、「自己破産に気をつけなさい」に落ち着いてしまう形に・・・。

「〇〇してはいけない」を教えるのは、新たな時代に向けていいことなのかどうか…

もちろん、自己破産したからすべてを失うわけではなく、やり直すチャンスを与える制度であることも説明するのですけどね。

信用が積み上げ式で、失敗した人にまだまだ厳しい日本では、自己破産の怖さを強調する形にはなりがちかもしれません。

別に脅したいわけでもなんでもないのだけれど、ちょっと前に自己破産者マップなんかも話題になるくらい、過剰反応になりがちなのが日本の世間ですからね。

いずれにせよ、クレジットカード決済が増加するのは、すでに予期されていることなので、上手なクレジットカードの使い方をそれとなく学んでいく機会を作りたいものです。

あと、悩ましいのはポイントとかかなぁ。

お得感があると、素直な生徒たちは飛びつく傾向にあり、ポイントなくならないと思っているのか、そうかそうか素直で良い子に育ったなと思っていれば良いのか迷うこともうっすらあります。

きちんと資本主義の原理として、作る側に巨額のマネーが流れるのよ、できることなら、作る側に回りなさいと言うべきか(笑)なんて、時々ブラックなことも考えがちです。

ま、中学生なら「ポイント?お買い物に使える?やった〜」くらいで良いのかもですけどね。

いずれにせよ、マネーリテラシーの構築はなかなか難しそうですが、私なりには利便性などのメリットと後払い制やポイント消失などのリスク部分を含め、バランスよく語りたいなと思っています。

高度化する社会に若い世代がなじまないと次なるレベルにも進みませんからね。

日々の進化に対応せねば…と滝汗をかきながら、ぼちぼちキャッシレス化に勤しみ、教えられるレベルにまで消化すべく頑張ります。

いずれにしても、来るべき時代に備えていきたいものです。

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