資産運用は、基本的にその人の性格や生活状況、ライフステージや嗜好によって十人十色のものです。
どの方法が悪いとか良いとか、価値判断はしづらいものです。(どの投資も良し悪しはありますからね。)
個人的に、人生経験を広げるためにいろんな投資に手を出してみたいなとは思っていますが、ベースはインデックス投資で手堅くの私。
忘れてはいけないのは、人間は、誰もが生きているだけで何かしらのリスクを抱えていること。
そして長期的となる資産運用としての投資で重要なのは退場しないこと。
この「退場しないこと」は意外と難しくて、他に面白いことがあればいいんですけど、インデックス投資だけでは飽き足らなくなってきたり。
でも、それも人間らしくて良いかなと思うところです。
それゆえ、個別株にも平気で手を出していたりします(笑)。
生粋のインデックス投資家ではない私ですが、例えば個別株投資も良いところ・悪いところそれぞれあります。
というわけで今回は、資産運用の中で個別株投資のメリットについてまとめてみました。
ちなみに、個別株投資のデメリットについては以下の記事でまとめてありますので、こちらもご参考までに。
資産運用には、預貯金をはじめさまざまな金融商品が検討されるべきです。 そもそも資産を作ることから必要という人もいることでしょう。 そんな中、資産運用=株式投資やFXといった雰囲気があり、いきなり個別株を買い求める個人投資家さんも[…]
社会との接点がもてる!
企業の情報なんて投資してなかったら知らないまま
個人的経験上、民間企業に就職しなかったばかりか、20代のうちに社会に出ることがなかった私(笑)
親のすねをかじりまくって生活してましたので、正直なところ社会とは一線を画する生活をしておりました。
なんですかね、人間よりかは社会などの仕組みには興味があった気がするのですけど、社会に対する興味も若い頃から薄かったです。
ということで、まともに社会と関わらなかった結果、世間知らずのままに人生を過ごしてきましたが、個別株を購入してからは俄然いろんなことに興味がもてるようになりました。
その意味で、学生さんでも専業主婦の方でも、社会との接点が薄い人にこそ株式投資っておすすめしたい部分があります。
社会との接点がもてるって普通に大学出て就職した人には特別じゃないのかもしれないけど、すごく幸せなことだし視野を大きく保つために大事なことだったりします。
個別株などに触れることで、自分から情報を取りに行ったり、また報告書等で企業さんのことが知れたり。
社会の仕組みや動きをウォッチできる一つの手段なのですよね。
その意味では、個別株を購入することは悪いことではないし、相場の中にいるって感覚ももてて良いのではないでしょうか。
インカムゲインとして配当金がもらえる!
株主優待というインカムゲインもある
やはり、個別株の醍醐味といえば、キャピタルゲインとインカムゲインでしょうか。
株式を売却することで得られるキャピタルゲイン(=売却益)や配当金などの(=継続的利益)がもらえるのは嬉しいことですよね。
日本株を購入し、株主優待がもらえる企業に投資をすれば、お中元やお歳暮のような優待品をもらうことも可能です。
株式会社というものが成立している以上、(株主優待は日本独自の制度ですが)投資に対するリターンがもらえるようになっているのですから、その利益を享受できるのは資本家としての本懐ですよね。
個別株の購入によって、その企業と株主という形で関わることができ、議決権を含めた権利を得られるのは個別株投資の魅力です。
なんといってもその仕組みが分かりやすいので、投資の入り口として検討する人も多いのではないでしょうか。
なかなか、株価の上下動を読んで、「安いときに買って高いときに売る」といったことができなくても利益がもたらされる=投資をするメリットを感じられる点で個別株投資は強力なツールではないかと思われます。
単純にいえば「楽しい!」
飽き性の自分でも続けられている(笑)
そして、何が良いかといえば単純に楽しい!と感じられる投資であるということ。
意外とね、忘れられがちですが継続は力なりといっても資産運用は人生の一部なので楽しくないと続かないのですよね。
しかも、常に上記にあげたような金銭的メリットが強く感じられるわけではない(ぶっちゃけ結果は生きた時代によっても変動する。)ので、個人的には人生のスパイスとして個別株というのも悪くない選択かな、と。
人によっては、仕事忙しいから投資に楽しさはいらない人もいるかもしれないし、仲間とおしゃべりしていれば株価の値動きは気にならないといった人もいるでしょうから、投資にバリエーションをつける必要はすべての人においてはないですけどね。
飽き性の自分としては、なぜ気軽に始めた資産運用を5年くらいは続けられているかといえば、面白いことにも手を出してきたからではないかというだけのことです。
せっかくやるのだったら、個別株のワクワク感も大事にしたいところです。
「投資の話ができる」感覚が貴重
話のネタになるのがさらにありがたい
そして、信用取引はしないと決めている個人として、一番投資している感覚を持てるのが今のところ個別株なのかなという印象です。
おまけに、個別株に触れていると、困ったときに話のネタになるのが嬉しい(笑)
客観的な話になりやすくて、その意味では個人的に気が楽です。
どうしても、他人や世間への視線を率直に話すとネガティブなことを言いがち。(悪口とか言いたくはないし聞きたくもないのでそれを避ける方法、めちゃくちゃ探しています。)
その意味で、「企業」が主語だと客観的な事実の話がしやすくて日々助けられています。
もちろん、投資の話となるとそもそもできない人も多いのですが・・・(汗)
とはいえ、そうした知識から確実に自分の世界が広がっていて、何人たりともそれを奪えないことは確か。(もちろん、知識は多くの人と共有したいし、後人に伝えたいと思ってますけどね。)
機関・個人問わず投資家さんたちの反応なども興味深いので、ポートフォリオの一角に個別株は、自分の中では変わらないような気がします。
自分の性格や嗜好によって、好む投資と好まぬ投資に分かれると思いますが、個別株投資には一定の魅力があります。
はじめての投資が個別株も悪くはないですし、応援の気持ちで購入してもOK。
それに流動性が比較的高いので、実はやめやすいのも個別株の良いところ。
個別株との付き合い方の一つとして、ご参考になれば幸いです。