多くの人が、将来に不安を抱えている昨今。
この不安を解消するためには、上手に付き合う方法を考える必要があります。
人によって解決法は変わりますが、一つには自分のライフプランを考えてみるという手があります。
誰にでもできるので、興味がある方はぜひやってみて、不安と向き合ってみましょう。
ライフプランを考えてみることのメリット
理想を「可視化」するところがポイント
まず、ライフプランを考えることのメリットについて。
ライフプランというと、1年ごとに事細かに収入のこととか立派なことを書かなくちゃと思うかもしれませんね。
実際、世の中に出回るライフプランは、先々のことまで考えてあるものがほとんどです。
でも、ライフプランの重要なポイントは、理想を「可視化」することです。
つまり、ものすごく単純なもので構わないのです。
理想を可視化し、そこから現実へとつなげていけば良いのです。
例えば、こんな感じで思いっきりラフに、思うがままに理想を書き連ねてみてはいかがでしょう?
まずは、好き放題やってみたいこととか、大きな目標を書いてみるのがおすすめです。
難しく考えず、「こんな自分になりたい!」という気持ちのままに書くと意外とすっきり(笑)
こんなこと考えていたんだ〜っていう気づきもあって、自分のことを見直すきっかけになります。
もちろん、ライフプランを書いただけでは理想を文章化しただけになってしまいます。
もう一歩踏み込んで、ライフプランを書いてみたら以下のように具体化してみましょう。
- 書いたことは本当にやりたいことなのか?
- やりたいことならば、どうすればそれが実現できるのか?
- 金銭的にはどの程度かかるのか?
こうして、理想を文字化した上で、さらに具体的にしていきます。
別にやりたいことでなければやらなくて良し、今すぐにやらなくて良しです。
重要なものだけをピックアップしていきましょう♪
キャッシュフロー表を作ってみよう!
必要なお金を試算しておくと最低ラインが分かる
その上で、自分の理想や夢を叶えていくために、「使いたい時間」や「使いたいお金」が見えてきたら、キャッシュフロー表を作ってみましょう。
おすすめは、日本FP協会のキャッシュフロー表です。
(引用:日本FP協会HPより)
書き方も見本があるので、初心者でもやりやすいですよ。
項目が多めですが、一人暮らしならば一人分だけ記入すれば良しです。
理想のライフプランの中から厳選した特別支出を盛り込めば、自分だけのオリジナルキャッシュフロー表の完成です♪
10年後とか20年後とかどうなるかわからないよ〜という方。
私もその口です、ですからとりあえず5年後とかでも大丈夫です(笑)
できる範囲でやってみるだけで分かることがあります。
貯金や資産運用をしていれば、どれくらいまとまった金額になるのかとか。
収入も2,3年ほどでも昇給の機会などがやってくると分かれば、ウキウキしちゃいませんか?
そして、キャッシュフロー表で重要なのは、年金など「自分は最低いくらもらえるのか?」という最低ラインを知ること。
これが分かると、どれぐらい自分がリスクをおかせるのか?というのも自動的に分かります。
最低ラインの金額が分かると、人はリスクもとりやすくなるので臆せずキャッシュフロー表で確認してみてはいかがでしょう?
ライフプラン診断などをやってみるのもアリ
手軽に結果が出て気づきも得られるのでおすすめ
ライフプランやキャッシュフロー表など、もっと手軽にやりたい!という人もいますよね。
そんな人には、すぐにできちゃうライフプラン診断がおすすめです。
日本FP協会ライフプラン診断や全国銀行協会さんの自分で描く未来予想図ライフプランシミュレーションなどネット上でいつでもできちゃいます。
日本FP協会のものは、9つの質問に答えるだけですぐに結論が導きだされます。
いつでも、条件を変えてすぐにシミュレーションで収入の推移などを確認できるのは良いところです。
ちょっと厳しい現実も数字が物語ってくれるので、それも人生のスパイスとして良いかも。
自分の人生を見直すために、時々活用してみると前向きに人生を捉え直せるのではないでしょうか。
人生は計画通りにはいかない
同時に計画に振り回されることもない
ただ、ライフプランとかキャッシュフロー表って、諸刃の剣でもあると個人的には思っています。
人によっては、それによって安心したり前向きになれたりするかもしれません。
今ある幸せを実感できるかもしれませんね。
しかし、別の人にとっては、余計に不安になったり卑屈になったり、不幸を感じたりするかもしれません。
何より、「私はまだまだこんなものじゃない!」とか「今想像する以上に稼いでやる!」といった奮起の感情が湧く人もいるかもしれません(笑)
結論からいえば、「うまく活用しましょうね」というお話なのですが、忘れてはいけないのが人生は計画通りにいかないということ。
同時に、ライフプラン診断やキャッシュフロー表に縛られる必要もないということです。
何も計画通りにする必要もありません。
あくまでも、自分の保険として捉えたり、夢に向かうための原動力にしたりするためのツールであることを忘れないでくださいね。
でも、一度やってみるといままで見えてこなかった部分が見えてくるので、時間があるときにやってみたらいかがでしょうか?