マネックス証券開催「老後資金2000万円を考える緊急セミナー」レポート

マネックス証券主催の「老後資金2000万円を考える緊急セミナー」に行ってまいりました。

最近話題のiDeCo(イデコ)やつみたてNISAについての基本的な説明だったりもしたのですが、改めて考える良い機会でしたのでご紹介します。

あとは、なんだかんだで丸の内周辺によく遊びに来ているな、と自分の嗜好を再確認しました(笑)

セミナー概要

有名FP高山一恵さんと宗さまのトークが中心

セミナーの概要は以下の通りです。

「老後資金2000万円を考える緊急セミナー」〜みんなの疑問を解消!今からできる資産形成術〜

日時:2019年7月29日(月)18:30〜20:10(開場18:00)

会場:丸ビルホール(東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル7階)

第一部:高山一恵氏「他人事ではない!今話題の老後2000万円問題!〜今から始める資産形成〜」(50分)

第二部:マネックス証券サービス紹介(10分)

第三部:対談「老後資金2000万円に備えて!?今こそ注目!!積立投資〜落語家立川かしめ×宗正彰・宗さまトークライブ〜」(30分)

時間的にも長すぎず、飽きずに聞けたのが良かったです。

マネックス証券のサービス紹介もコンパクトにまとまっていて嫌な気持ちにもならなかったし、ちょっとやってみようかな?って思う人にちょうどいい感じでした。

正直、Amazonギフト券数百円分でもってマネックス証券でつみたてNISAやiDeCoをするかと言われたら・・・ですけれど、マネックス証券さんの距離感はとても好感もてました

会場は、夜の丸の内ということもあり、200名ほど参加していたそうですが女性もとても多かったです。

平均年齢もかなり低めでしたし、時代の流れを感じる空間でしたよ。

老後2000万円問題とのことで、ご夫婦での参加もあってこういうの一緒に行ける相手がいるのは良いな〜と思いました。

iDeCoの良いところを改めておさらい

3つの優遇がある点は評価できる点かな、と

さて、最初はファイナンシャルプランナーで株式会社Money&You取締役の高山一恵さんより、iDeCoやつみたてNISAについての説明でした。

導入は老後2000万円問題ということで、ワーキンググループの報告書にも使われていた総務省の「家計調査報告」の解説から。

注意点としては、総務省の報告書で設定されている高齢無職世帯で想定される夫婦は、サラリーマン+専業主婦のカップル、シングルも正社員でずっと働いてきた人が前提であること。

持ち家が前提なので住居費は少なめだけど、家のリフォーム費用や固定資産税などは特別支出として考えなければいけないこと。

もちろん、不足分と言っているのは、ゆとりある老後生活を送りたい場合ではあるので、そこは強調されていました。

重要なのは老後に必要なお金をしっかり先に把握しておくこと。

老後の収入(年金額など)−(65歳以降の生活費+病気や怪我などに備えるお金+特別支出)

足りない分は自分で用意することになるだけで、ここでiDeCoやつみたてNISA、預金などで対応するという話でした。

この他にも貯蓄できる人の共通点やお金を貯めるコツなどもお話いただいたのですが、久しぶりに大事だなぁと思ったのがiDeCOの節税効果の三大メリット

デメリットとしては特別法人税の復活など、さまざまな憶測は出ていますが、今その心配をしてもなぁ・・・といった感じでしょうか。

それに30年40年経ったら、そのときは現役世代ではなく引退世代でいたいし・・・そのときに税金として集まったお金がうまく機能してくれたらそれはそれで嬉しいですけどね。(まぁ、あまり期待はしてないといえばしてないけれども。)

確かに、資金拘束の面では嫌だという判断をしてしまう人もいるとは思いますし、やりたくない人はやらない選択をしても良いのですが・・・。

日本という国の中で、ごく一般的な労働者からまるっとお金を取り上げたことは過去ないので、税制変更があったとしても元本以上にもっていかれることが果たしてあるか?と、私は考えてからiDeCoを始めたので、なんかいろんな場所との温度差を感じます(笑)

周囲が思うほどにiDeCoに期待も悲観もせず、これぐらいの距離感が自分としては良いかな、と。

得られるメリットは得つつ、最終的には年間24万円ほどの拠出をすべてお国に収めることになっても「しょうがない国だなぁ〜」って言えるようになるのが将来像としてありまして。

すでにiDeCoやNISA枠を超えて資産運用もしているので、iDeCoの資金拘束の面や税制変更のデメリット(?)面を気にすることってあまりないんですよねぇ。(それ、余剰資金じゃない気もするし。)

まぁ、所得が低いので月2万ほどの拠出は大変といえば大変だし、税制優遇も小さいので私の戯言はこの辺までにして(笑)

今回は、つみたてNISAのお話よりもiDeCoにどちらかというと焦点があたっていたというお話です。

高山さんもおっしゃっていた通り、iDeCoとつみたてNISA両方やれるのが一番ですが、所得がある方はどちらかというとiDeCo向きとのこと。

それと課税所得の算出方法やiDeCoでどれだけ節税になるかといった計算などもシミュレーションしてもらえたので、節税効果についても具体的に考えられました。

簡単なものなら、ネットでも調べることができますね。

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に加入した場合、掛金の所得控除など3つの税制優遇があります。「かんたん税制優遇シ…

やはり、次のステップに向かうには節税を考えないとって思っているので、できる範囲でやっていこうと改めて思えました。

宗さま×立川かしめさんのトークセッション

Q&Aは何度目かですが、うまくオチがついてよかったです

さてさて、第二部のマネックス証券さんのお話の後は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社オンラインマーケティング部長 宗正 彰 氏(通称宗さま)×落語家・立川かしめ 氏によるトークセッション。

基軸は基本的に、投資信託による積立投資の良さについてQ&A形式で進行していました。

何度も聞く話ではありますが、今回は落語家さんがお相手ということで、かなり軽妙な掛け合いって感じでした。

あまり証券会社さんのセミナーとかで笑いとかを求めるわけではないのですが、最近、落語家さんが金融会社さんとか東証さんのイベントとかに登場されるので、色々大変なのかなぁって思うところも・・・(笑)

それはさておき、積立投資の良さは以下の通りです。

毎月「金額」を一定にして積立した方が「口数」を一定にして積み立てるより優位
10年間の積立期間のうち、投資信託の基準価額がスタート時よりずっと下落し、最後の3年間上昇する動きをみせた場合、10年間毎月1万円積み立てていれば(元本合計120万円)約139万円になる。
10年間の積立期間のうち、投資信託の基準価額がスタート時よりずっと下落し、5年間上昇してスタート時の基準価額に戻った場合、10年間毎月1万円積み立てていれば(元本合計120万円)約241万円になる。
日経平均株価が最高値をつけた1989年12月から2018年12月末時点まで毎月1万円積み立てていれば(元本合計349万円)約486万円になる。
2008年1月からずっと毎月1万円の積立投資をした場合(元本合計132万円)、(リーマンショックがありましたが)運用成果がもっとも高かった資産は先進国株式である。

参考までにとなっていますが、積立投資よりも一括投資の方が結果的に有利な場合もあるとのこと。

とはいえ、分散投資の積立投資はリスクが低く抑えられるので、スタート時を気にせずにあまり悩まずやり始めたら良いといったメッセージもありました。

あと、落語家さんの積立投資とかけまして、野菜ととく、その心は「つみたて」が一番でしょうは良かったです(笑)

初心者向けのセミナーは、結局投資を始めてしまうと食傷気味になりがちではありますが、改めて自分の考え方を振り返ったりするのには良い機会かなと思いました。

何より、これから始める人へのポイントとかをわかりやすく伝えてもらえるのは嬉しいところですね。

お土産にいただいた、冊子で改めて学び直そうと思いました。

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