さてさて、個人的に自分と縁がなさそうな企業さんを買い進めてきた結果、なんでそこなの!?と言われるかもしれませんが、銀行株をしっかり握っておりました。
少額からでも買えて配当ももらえるから株主って感じをすぐに体感できるのも飛びついてしまいやすいところ。(昔の私を叱り倒したいけど、これも経験するから分かったことです。)
しかし、AIの導入などで変革期にある銀行業界メガバンク4行も色々工夫しているようです。
中間報告書等から興味深いところをピックアップしてみました。
みずほフィナンシャルグループ
第17期中間株主の皆さまへより
目次は以下の通りです。
- 新社長インタビュー
- 中期経営計画(財務目標)の進捗状況
- 決算ハイライト
- ウェブサイト・アンケートの案内
中間配当金は、1株あたり3円75銭でした。
連結配当性向30%程度を一つの目安として安定的な配当を実施していく予定とのこと。
今年は33.3%ほどになりそうで、性向は高くなりつつあるようです。
図とか写真とか多いし、文字も大きめで読みやすい冊子でした。
地味に決算ハイライトで用語解説がしてあり、「業務粗利益」や「資本バッファー比率」など勉強になりました。
三井住友フィナンシャルグループ
第17期中間報告書より
目次は以下の通りです。
- CEOメッセージ
- 三井住友フィナンシャルグループの概況
- グループ会社のご紹介
- トピックス
- SMBCグループにおけるCSR
- 単元未満株式の買取制度・買増制度のご案内
- 株主メモ
中間配当金は85円、年間は170円を予定しているそうです。
今は、SMBCグループとして全体で取り組んでいることが多い模様。
特にサステナビリティを重視していくことが強調されていました。
いわゆるCSR活動について紹介があって、ミャンマーでの教員育成プロジェクトなど興味深かったです。
金融リテラシー教育の推進をしていくそうです(日本でもしてほしいですね)。
三菱UFJフィナンシャル・グループ
2018年度中間期MUFG通信より
目次は以下の通りです。
- 社長メッセージ
- 2018年度中間期決算ハイライト
- 資本政策
- トピックス
- ESGセミナーの開催
- MUFGからのお知らせ
- 会社情報/株式情報
一番、今回の中では配当金での株主還元を押し出していたのがMUFGでした。
2023年度に向けて配当性向は40%まで押し上げていく予定だそうです。
2018年は中間配当11円、年間配当は22円を予定しているとのこと。(現状配当性向30.3%)
一番海外志向なのもMUFGといった印象でした。
オーストラリアのColonial First Stateの買収もそうですし、アジアを代表とする金融グループへと目標に掲げているくらいなので、今後の進捗も気になります。
あと、株主向けセミナーも開催されていますが、こちらは1000株保有の方から。(私のような弱小投資家は無理・・・)
経済セミナーが東京・名古屋・大阪、相続セミナーが東京であるそうです。
セミナーの様子は開催後一ヶ月間動画配信されているようで、サービス充実していますね。
りそなホールディングス
第18期りそなグループ中間報告書より
目次は以下の通りです。
- Top Message
- TOPICS
- オムニ・チャネル戦略
- 個人のお客様向けサービスの拡充
- 中小企業のお客様向け支援
- Sustainabilityへの取り組み
- りそなグループの業績
- 財務諸表/連結
- グループ銀行・銀行持ち株会社の概況/株式の状況
- 株式事務のご案内/個人情報のお取り扱い
- りそなの株主優待
- りそな株主セミナー開催のお知らせ
中間配当は10円、年間配当は20円の予定。
一番内容が充実している感じでしょうか、りそにゃが可愛い・・・かな・・・。
直近では2018年12月8日〜12月9日のさいたま国際マラソンに登場するそうです。
それにメガバンクの中で株主優待を推しているのもりそなだけでしたね。
保有株式数に応じて優待対象銀行のクラブポイントを進呈してくれます。
それと、株主セミナーも株主であれば誰でも申し込みできるとのこと。
セミナー会場が、東京・埼玉・大阪なのがまた、りそならしいなと思いました。
各行特色がありました
銀行業界は昨今厳しい状況にあるため、主要業務以外にも各行工夫をこらしている印象を受けました。
アンケートや株主セミナーなど、個人投資家との対話や意見を求めているなど、少しずつ変わってきているのかなと。
最近のトレンドとしては、SDGsやCSRや金融教育への取り組みのようで、このあたりは差別化されてくると面白いのかなと思いました。
そして、配当性向は上がってきているのは如実に感じました。(高配当株として飛びついていいという話ではありませんが・・・)
まぁ、商社のように露骨感は少し銀行の方が抑えめな印象ではありますが・・・(笑)
商社はやはり利益追及感がありますね。
さて、一応インデックス投資家(この表現もおこがましすぎますが)の私めですが、結構な比率で日本株式も持っています。 理由は、利益追順とか大手民間企業への憧れとかいろいろあるんですけど(笑)、資産運用をしていなければ知り得ない情報を得られ[…]
そして、これは銀行に限りませんが、銀行の主要業務よりも不動産などの収益が上がっていたりと本業以外で稼ぐといった側面も進んでいるかな、と。
企業も複業の時代といえるのかもしれません。
いずれにしても、各行新しい取り組みや変革を実施中ということで今後ともウォッチしていきたいなと思うところです。