2023年9月8日・9日に開催された名証IR EXPO2023にきんゆう女子。のアンバサダーとして参加してきました。
IR EXPO 2023【一般投資家向けサイト】
ブログもおろそかになっていますが、なんとか元気にやっています、Sayaです。 昨年も参加したので、こちらは今年も参加するぞ〜とやってまいりました、名証IR EXPO2023。 以下は過去の参加した時のレポートです。 [site[…]
きんゆう女子。については、以下の記事でまとめていますので、関心ある方はぜひ覗いてみてくださいね。
最近思うのは、金融のことや経済のことを勉強したいな・・・と思った時、「結局どこで勉強したら良いの?」という問題に直面するということです。 かつてほどではないにしろ、銀行や証券会社のセミナーに行くと、特定の金融商品を紹介されたりします。[…]
どの企業さんもきんゆう女子。にもっと自分の企業のことを知ってもらいたい!と思ってくれている企業さんばかりで、その熱量がすごかったです。今回は、訪れた6社のうち、創業125年の老舗企業、愛知時計電機(7723)さん。
名前に「時計」と入っている通り、時計を作り始めて、現在はメーター業界で国内シェアNo.1の隠れた優良企業さんです。みなさんのご参考になれば幸いです。
愛知時計電機株式会社とは?
創業125年の水道・ガスメーターのBtoB企業
写真の通り、展示にも力を入れていた愛知時計電機(7723)さん。
時計製造→水道メーター・ガスメーター製造→データ配信サービス展開、と時代に合わせて提供するサービスが変わってきている企業さんです。
会社概要は以下の通りです。
現在、水道メーター・ガスメーターともに国内シェアNo.1、電磁式積算体積計内臓電池の10年駆動は世界初。
やはり、BtoB企業は、普段目にすることが少ないので知らなかったですが、堅実な企業さんだなぁという印象を受けました。
家庭用の展開もなくはないそうですが、ビルのオフィス・テナントの水道やガス管理をメインで引き受けているそうです。
実は東京の新丸の内ビルディングの各テナントの水道使用量や熱量を自動健診するシステムなどを提案されていたり、意外と身近なところに愛知時計電機さんのサービスがあるそうです。
最近は、農業散布ドローンだったり、子牛のミルク量を管理するための供給装置だったりも提供しているのだとか。
工業だけでなく、農業や医療分野などにもサービスが拡大しているのは頼もしい点ですね。
スマート化や海外販売にも積極的
業務改善のためのクラウド化を企業に提案
水道メーター・ガスメーターですでに国内シェアNo.1という安定感がある企業さんですが、今はさらなる成長のために中期経営計画2023を策定、実施されています。
主に、市場の拡大のために商品のスマート化促進とデータ配信サービスの拡大にトライされているそうです。
また海外市場向けの商品競争力の強化&取引先との関係強化なども事業領域を拡大する上でも重点的に取り組んでいることのようですね。
もちろん、自社のスタッフの生産性向上や企業価値向上なども実施しているそうです。
商品のスマート化というのは、最新の計測機器+通信端末内蔵で収集するデータの提供により顧客の業務効率化・新サービス開発に貢献していくとのこと。
具体的にはアイチクラウドというサービスによって、検針データを自動でクラウドに蓄積したり、異常を検知したらセキュリティ情報をクラウドに送信し、企業にいち早く状況を伝えたりできるそうです。
また、コロナ禍でも着実に海外販売を拡大されていたのだとか。
北米をはじめ、中国や中東などで水道メーター・ガスメーターや流量センサーなどを販売。
売り上げ比率は現在9.2%程度で、目標10%に向けてさらなる拡大を目指しているとのことでした。
主事業を中心に新たな展開がある点は頼もしく感じますね。
盤石な財務基盤も魅力的
意外にも?有名芸能人が株主である企業さんでした
今回、名証IR EXPOに参加して感じたのは、財務が盤石な企業さんが多いということ。
愛知時計電機さんも例にもれず、株主還元なども安定的に実施されています。
現在、配当性向は27.4%、業績に応じた株主還元も実施を予定しているとのこと。
(2023年は125周年記念配当(3円)を実施)
株主比率も個人株主が30%、金融機関33.6%や国内法人22.9%とバランスが良い感じですね。
興味深いのは、主要株主の筆頭は日本生命保険(7.6%)なのですが、御法川法男(みのもんた)さん(4.2%)が主要株主に名前を連ねていました。
有名な芸能人さんの名前をここで見るとは思っていたのかったので正直びっくり。
株式投資をしていると、こういう発見などもあって楽しいですね。
今後も愛知時計電機さんの発展に期待したいところです。