家にいる時間が長いので、相変わらず図書館に通っては書籍を借りこみ、読みまくっているSayaです。
子育て真っ最中でも、これだけはやめられませんw
最近はお金関連、金融関係の書籍が本当に増えましたね。
いろいろ話題の起業家さんが手がける書籍もよく見かけるようになりました。
その中でも、ローラさんがCMなどアンバサダーを務めたことで有名な、金融教育事業を展開するABCashの創業者児玉隆洋さんの『未来のお金の稼ぎ方』が興味深かったので記事にまとめてみました。
(今は厚切りジェイソンさんが広告塔として露出していますね。)
最近はお金関連、金融関係の書籍が本当に増えましたね。
いろいろ話題の起業家さんが手がける書籍もよく見かけるようになりました。
3ヶ月でわたしはお金に強くなる。あなた専属のパーソナルコンサルタントと3ヶ月トレーニング。プロがマンツーマンであなたの資…
RIZAPのお金版といった感じでしょうか。
お金の知識を得たり、実践すること自体にそこまでお金をかける必要は個人的には感じませんが、(本書で著者自身もそういった言及をされていますが、)膨大なデータから作成された教育プログラムとパーソナライズされたコーチングメソッドがウリのサービスのようです。
コーチングが強みというのは、以前にお話を聞いたときにも感じましたが、何かをなすためにコーチングをお願いするというのも、最近はよくある流れなのでしょうかね。
https://sayasayan.com/abcash-kinyuujoshi-careerup/]それだけ金融教育は難しく、またそういったサービスが育つ余地があるのかな…といった印象です。
とりあえず、本書はそういった事業を展開する経営者である児玉氏からみた今後のお金のあり方やお金の稼ぎ方についてまとめてあります。
これからを生きる人にとって役立つTipsも多くあると感じたので、要点などをご紹介しますね。
メタバースなどの新しい分野の登場
お金のパラダイムシフトも刻々と行われている
まずは、現在〜今後にかけてのお金のあり方についてまとめてありました。
現在は、まさにお金のパラダイムシフトが展開している最中。
基本的にメタバースなどの新しい空間の創造、ブロックチェーンなどの新しい技術による暗号資産(仮想通貨)の台頭など、人々が求める世界が拡張している現状を理解するべきのようです。
特にCBDC(Central Bank Digital Currency 中央銀行デジタル通貨)の実用化に向けて各国が動いているので、通貨の概念がより高度化することは避けて通れないとのこと。
新しい時代にお金に関しても知識を持っておかないと、詐欺などにひっかかる可能性も高まるので、まずはそういった新しい動きにも対応できる姿勢を持つことが重要なようです。
また、金融形態が分散化することにより、お金もいままで以上に個人間取引が増える可能性もあります。
実際に銀行などを介さない融資なども行われるようになっていますから、「どのようにお金を使うか?」を個々人が自律的に考えなければいけない時代ともいえるかもしれません。
金融教育は難しい
現状を認識し、日本の立ち位置も理解しておくべき
こうした状況下、お金に対する不安を抱える人は多く、世界的にも金融教育へのニーズは高まっています。
金融教育系のフィンテック事業にも多くの資金が集まるなど、トレンドではあるけれど他方で金融教育はやはり難しいというのが現状のようです。
特に日本は今後人口オーナス期が長く続きますので、少子高齢化の弊害を受けていくことになります。
これは日本に限らずですが、先例のない中で日本が超高齢化社会に先人を切って突入していくことを考えると、多少の悲観的シナリオを受け入れて人生設計をしていかなければならないともいえますね。
単にお金の知識を得るだけでなく、状況に応じて最適解を自分で導いていく主体性がより重要になってくるのではないでしょうか。
今後必要なお金のスキルとは?
さまざまな投資を受け入れるところから
お金のスキル=投資のスキルではないとはっきり明言されています。
(とはいっても、資産運用をしてみることは有益であるとも書いてあるのですが…)
要は、自分でお金を使うにしても選択肢をもつこと、その上で最適な使い方として未来をよくするためにお金を使って経済を回していけると良いよね、というお話です。
出し渋っていても社会にお金が出回らず、自分たちで自分たちの首をしめるだけなので、適切にお金を使っていけるスキルを磨くのが大事とのことでした。
そうはいってもまずはその使えるお金を作るには?ということで、お金の稼ぎ方についてもアドバイスがあり、これは今後仕事を選ぶ学生さんなどには有益な情報かな、と思いました。
以下、お金を稼ぐために考えておくべきことを3つ挙げておきます。
・自分という資本を育てる意識を持つこと(自己投資をすること)
(ただし、スタートアップに入れば自動的に成長できるといったことではないので要注意。)
・自分の強みを先鋭化し、信頼を積み重ねて企業に依存しない自分のポジションを作ること
(そのためには凡事徹底という地味な作業が効いてくるのでおろそかにしないこと)
当たり前といえば当たり前なのですが、仕事を選ぶ際や自分の仕事のやり方についてこういったことを意識していると、結果としてお金に困らない、お金に左右されない自分を作り上げられるのではないかと感じました。
(私は今更感が強いですが、中年以降でも大事なポイントだと思うので、意識していこうと思いますw)
未来のことを考えると、期待が半分・不安が半分といった複雑な気持ちになったりするものですが、恐れてばかりいるのはよくないことですよね。
重要なポイントを押さえておけば、お金の不安に苛まれることは減ることでしょう。
何事においてもそうですが、常に勉強し、新しい知識を吸収し、時に手を動かしてみる。
これからの時代をサバイブしていくには、より一層こうした地道な行動が重要になってくるのでしょう。
より詳しく知りたい方は、本書を手にとって読んでみてくださいね。
ABCashの創業に関する裏話なども載っていて面白いので、ぜひ。