2021年3月26日(金)に開催されたeMAXIS オンラインファンミーティングに参加しました。
2009年にeMAXISシリーズが展開していくことになるのですが、そこからブロガーミーティングを定期的に開催してきた三菱UFJ国際投信さん。
ブロガーに限っていたわけではないけれど、「ブロガー」とついていたために、ブロガー以外でも参加できる会をとのことで、今回ファンミーティングの開催となったそうです。
先着1000名とのことだったのですが、この1000名が埋まってしまったとのことで、人気の高さが伺えます。(みなさん、ブロガーじゃないからって遠慮されていたのかな?って思ったりしました。厚顔無恥なSayasayanはズカズカ参加したりしてましたけど(笑))
今回は、水瀬さんとの座談会、会社見学、最後にファンドマネージャーさんとの交流という豪華3本立てのミーティングでした。
実際の会社内部を見せてもらえたり、ファンドマネージャーさんなどの運用部の方のお話とかが聞ける機会って本当に貴重で良い経験になりました。
(eMAXISのオリジナルキャラクターのeクマちゃんのバーチャル背景も特設サイトで配布してくださっていました。)
とにかく今回はeMAXISシリーズが、2021 年 1 月 7 日(木)に シリーズ合計 61 本で純資産総額 1 兆円を突破したというお祝いもあって、良い雰囲気な感じの会でした。
最後のプレゼントクイズは難しかったですが、今後もファンミーティングも継続予定とのことなので、こうした交流が深まると良いなと思える時間でした。
一応、ざっくりまとめてみましたので、みなさんのご参考になれば幸いです。
プログラム①:ブロガー座談会
水瀬ケンイチさんご登壇!ざっくばらんなお話をいろいろ
プログラムの最初は、水瀬ケンイチさんと代田常務の間を中心としてお話でした。
コロナ禍でも、水瀬さんは一ヶ月に1回の買い付けを定期的に変わらずされていたそうです。
ある意味では個人投資家が試されるような年だったというお話もありましたが、そんな中で水瀬さんから2つほど三菱UFJ国際投信さんに質問。
水瀬:eMAXISシリーズをeMAXIS Slimシリーズのように信託報酬を安くしてもらえないですか?
代田:(Slimのついていない)eMAXISシリーズも設定当時は信託報酬も最低水準だった。その後のSlimはさらにかなり信託報酬を下げて販売会社さんなどにも理解を得ながら普及させてきた経緯があるため、その差を単純に埋めるというのは難しいが検討している。
水瀬:PayPay投信さんから信託報酬の安いものが出てきていますが、業界最低水準はどうする予定ですか?
代田:業界最低水準を目指してはいるけれど、ファンドを維持しながら中長期的に顧客満足を考えていくつもり。業界水準は下がりに下がっている状況なので、その点はうまく活用していっていただきたい。
そして、水瀬さんへの質問へ・・・こちらは参加者さんからもたくさん質問があったようでdす。
Q.投資を始めるきっかけは?
A.老人ホームに入るのに必要な金額は?と聞かれて、入居に2000万円とか、月々何十万とかかることを知って、そんなお金はない!とおもっていろいろ調べたのが投資をやるきっかけ。
eMAXISシリーズを始めたのは出始めた10年前。低コストなものを血眼になって探していたのですが、そこで出会ったのがeMAXISシリーズだった。
Q.投資スタンス&どの程度分散されていますか?
A. 基本的に全世界全体に投資とバイ&ホールド。日本:先進国:新興国=1:8:1(世界の時価総額比率を参考)
リスクを下げるために債券などをスパイス的に入れている。eMAXISシリーズに投資していますよ〜とのことでした(笑)
Q. 投資を始める人に向けて何かありますか?
A.投資を始めることは怖いけれど、一歩踏み込んで始めるのが大事。始めるのも大変だけれどさらに難しいのが続けるところ。
始めたらとにかく続ける、続けるためにできることをやろう!というようなお話でした。
あと、相場を気にしないというコツをつかむことが大事とのことでした。
水瀬さんのコツは、相場の下落などにあったとき、20年間(水瀬さんのお気に入りはシーゲル本にのっている200年間のやつ)などの長期の株価推移グラフをみて、綺麗な右肩上がりを確認して心を落ち着けたりするそうです。
Q.出口戦略についてどう考えますか?
A.基本的に少しずつ解約していけば良いと思う。有名な話だけれど年率4%ずつ切り崩していく4%ルールが(比較的資産を減らさず精神衛生上も)良いのではないかと考えていて、自分自身もそうしていこうかなと考えている。
プログラム②:オンライン会社見学
普段は見られないトレーダーのお部屋を覗き見!
まずトレーディング部のお部屋等を見させてもらいました。
意外と職場?といいますか、民間企業経験のないSayasayanには新鮮な印象のお部屋でした。
トレーディングの外国株式については、各国の取引時間に合わせて発注業務などを基本的にやっているそうです。
(朝早くニュージーランドあたりからスタートし、やがて夜のアメリカの取引へという流れだそうです。毎日東経180度付近からぐるっと地球を一周されているわけですね。)
国内も基本的に同じような感じだけど、東証が開く前に注文を出したり、相対取引もあるので朝も早くて、昼ごはん時なんかもお仕事していることが多いそうです。
デモですが、実際の発注画面などを見せてもらえたりと、普段見られないものが見られて楽しかったです。
複数のモニターにいろんな情報を表示させながら取引をされていて、プロのお仕事の一端を見られて興味深かったです。
次に受付〜会議室などの様子、そして役員会議室へ。
そこにいらっしゃった大平常務さんのQ &Aへ。
Q.MUKAMの社風やポリシーは?
A.顧客のために何ができるのかが一番とする企業。
Q.1兆円達成して何か思われましたか?
A.これまでの活動が認められてきたなと感じている。
Q.今後の見通しや展望は?
A.ベースのeMAXIS Slimシリーズも増やしたいが、力を入れたいのはAIが動かしているeMAXIS Neo。
実は設定時より15倍まで拡充してきているのでこちらも引き続き力を入れていきたい。今後も長期的に投資していきたいような技術etc.新しいテーマで投信の設定をしていきたい。
5兆円・10兆円を拡大していきたいので引き続きよろしくお願いします!とのことでした。
みんなで目指していけばいいですね。
プログラム③:eクマの教えて!答えて!
運用部の社員さんたちと参加者の相互交流会
最後にMUKAMの社員さんたちとの交流会というか、現場の社員さんからのお話をヒアリング。
Q.インデックスファンドの運用で気をつけていることは?
A.対象指数の対象銘柄を持っていればいいというわけではないので、売買頻度や少なくしたり、先物を利用したり・貸株利用したりとコストを抑えている。(ファンドマネージャーは必要なんですよ〜大変なんですよ〜とのことでした。苦労がしのばれます(笑))
Q.運用における情報をとるのはコロナ禍で難しかったのでは?
A.チーム運用をしているので、チームの連携をしっかりとって通常同様の環境を整えるのは結構大変でした。
Q.ファンドマネージャーになるにはどうしたら良いですか?
A.希望はずっと出していてなれたという感じ。MUKAMでは公募制だそうです(笑)就活生ぜひご参考までに!
Q.運用会社にいる方がどのような個人の投資をしているのか?
A.みなさんの回答は以下の通り。
①つみたてNISAに全世界ファンド(MUKAMでは自分が運用している投信も買えるそう!)
②2年目で米国系と全世界に合わせて月3万円を積み立てている。
③株式中心に毎月積立+スポット買いetc.
意外と普通・・・?(笑)こういう情報が初心者には安心感がもてるところかもしれません。
また、社員の方々は純資産が増えるとやっぱり嬉しい!と思われるそうです。
同業他社との交流はありますか?という質問に対しては、結構イベントなどで会ったりするそうです。
業界全体で盛り上げていこうという流れはあるけれど、さすがに運用部についてはあんまり交流はないとのこと。
コロナ禍では社員さんもドキドキしながらも積み立てていたそうです。
あと、他の人におすすめするのは、つみたてNISAやiDeCoといった制度についてが多く、結果として自社商品にたどり着いてくれる人が多いのだとか。
運用部はプログラムなどが入っているので、難しい知識を覚えることが多くて大変とのこと。(指数や個別企業のこと、相場のことetc.ありすぎて大変!とのことでした。)といった愚痴、リフレッシュ方法などのお話にも花が咲いていました。
最後にはプレゼント企画もあり、周囲の参加者さん誰いるの?とかちょっと気になるところはありますが、ちょこちょこ自分のこともやりつつ、マイペースに参加できたオンラインミーティング、とても楽しめました。
(ごはん食べながら、ブログをちょこちょこ書き始める不埒な野郎でMUKAMさんごめんなさい。)
また、機会があったら開催されるそうなのでぜひ興味のある方はチェックしてみてください。
TwitterやLINE、YouTubeなどでも情報発信されているので、情報を逃したくない方はぜひフォローをしてみてくださいね。
本日は、 #eMAXISファンミーティング にご参加頂いた方々、ありがとうございました!
たくさんのファンの方々にお会いできてとても有意義な一時でした。感想等あれば #eMAXISファンミーティング をつけて投稿ください!
今後も、イベントを実施したいと思っています!よろしくお願いします! https://t.co/NeZldVv8dK
— 三菱UFJ国際投信 (@am_mufg_jp) March 26, 2021