NISAのモデル!?イギリスの個人用資産形成のためのISAとは?

近年は、金融教育の重要性が語られるようになりました。

NISAやiDeCoといった税制優遇制度が作られて、老後資金のためなどに活用する人もいるようですね。

そんなNISAですが、実はイギリスのISA(Individual Saving Account)の日本(Nippon)版だということはご存知でしょうか?

ISAがモデルとはいえ、意外と違うところも・・・!?

ということで、今回は個人が資産形成する上でぜひ活用したい税制優遇制度のNISAのモデル、ISAのことについてまとめてみました。

みなさんのご参考になれば幸いです。

そもそもイギリスのISA制度とは?

成人が選べるISA口座は複数あり、複数口座保有も可能

まず、ISA(Individual Saving Account)は、1999年に開始された個人の貯蓄や投資を促進するために作られた税制優遇の金融口座またその制度のことを指します。

実は、預金型や株式型などISAには4種類のISA口座があります。

(参考:三菱UFJ国際投信株式会社【投調査コラム】日本版ISAの道 その277

  1. 預金型ISA(cash ISA)…預金やMMFなどが投資対象。
  2. 株式型ISA(Stocks and Shares ISA)…株式や投信、債券などが投資対象。
  3. イノベーティブ・ファイナンスISA(Innovative Finance ISA)…ソーシャルレンディングのような形。
  4. ライフタイムISA(Lifetime ISA)…住宅購入のためのもの。(住宅を購入すると利用終了。)

すべての口座を開設可能で、年額2万ポンド(約260万円)を上限として利用可能です。

非課税枠年額2万ポンドはISA全体の合算にはなりますが、日本の一般NISAが100万円/年と考えると非課税枠が大きいですね。

預金型ISAや株式型ISAは自由に売却が枠内でできるのは、日本のNISAと共通しています。

株式型ISAは18歳以上、預金型ISAは16歳以上といった年齢による制限は多少ありますが、複数口座を利用できるという点では日本のNISAに比べるとリターン・リスクをコントロールできるのは魅力ですね。

日本のNISAとイギリスのISAの違い

ISAは恒久化により、加入者が総人口の42%に!!

実はこのISA、2008年に9年間の実績により恒久化が決定されました。

つまり、ずっと非課税期間が続くということ。

そうした取り組みによって加入者も順調に増え、今や加入者は42%を超えるほどに

(日本とは違い、口座開設者には大規模なキャンペーンが行われて、ちょっとした宝くじ的な特典もあったようですが、何はともあれ普及のためにかなり大々的な告知などが行われたようです。)

しかも一人あたりの利用額も約400万円と日本の一人あたりの利用額約70万円とはかけ離れています。

日本でももっと認知されて利用されればイギリスのように恒久化がなされる・・・かも?

NISAはISAみたいになる・・・?

日本ではジュニアNISAは廃止、イギリスでは本人の口座へ移行できる!

NISAとISAにはいくつかの違いがありますが、実はISAは2011年にジュニアNISAが生まれて継続しています。

NISAは2023年をもって廃止となるのに対し、イギリスでは子どもが成人となる18歳まではジュニアISAでの運用が可能です。(約60万円/年と枠が小さく、投資先も限定されています。)

子どもが18歳になるとともに、子ども口座から成人ISA口座に移行することになり、よりその人が主体的に運用をしていくことができます。

日本では大人が子ども非課税口座を使ってあそんじゃうみたいなことがあったのとは全然違いますよね・・・この辺はISAの設計ってすごいな〜と思います。

また、ISAは配偶者に限定されますが、金融機関にて手続きをすればISA口座を相続して運用することができます

そういった意味では非課税期間の拡充がなされているともいえますね。

家族のために運用しておけますし、特に男性よりも女性は長生きですから、遺される女性が生活に困窮する可能性が減るというのも良い点だと思います。

日本ではNISAとつみたてNISAに分かれていたり、ジュニアNISAは廃止と本当に残念な形になっていて、なかなか一枚岩でNISA利用者を増やすのが難しくなっている気もしますね。

そうなると、恒久化や非課税枠拡大なども遠いのかなぁ・・・と思ってしまうSayasayanなのでした。

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