お金の基本的なことをきちんと学びたい。
けれど、ちまたにはお金の基本に関する書籍が多すぎて、どれがいいのrいまいち分からない・・・
基本は学べるのは良いけれど、とっつきにくくて結局わからなかったらどうしよう?といった悩みを持っている人は少なくありません。
実際に書店や図書館などに行くと、お金の基本に関する本はあっても、初学者に優しいかどうかは別問題。
また、最近は資産を増やすために投資をしましょう!といった声がありますが、実のところ、「お金は増やすというよりも損をしたくないって感じなんだよね。」という人も多いはず。
そういった「損をしたくない」という人向けの分かりやすい本ないかな〜と思っていたらありました!
それが今回ご紹介するティナ・ヘイ著『らくがきファイナンス』です!
副題にある通り、人生で損しない選択をするためのお金の知識ということで、1枚のイラストでわかるようになってるんです!
ゆる〜い本に見えますが、著者はハーバード大のMBAをとった人。
ちゃんと解説部分もしっかりしてるし、イラストがあるため理解もしやすい。
ぜひお金のことを勉強してみたいな・・・と思った人に読んでもらいたいこの本のレビューをまとめてみました。
おすすめポイント①イラストが可愛くてとっつきやすい
アメリカの事例がベースだけど、金利や複利の力など共通部分も多い!
この本の何が良いか?といえば、やっぱりイラストがたっぷりで読書が得意でない人にも優しいというところに尽きます。
私は読書が好きなので、活字ばかりでも飽きませんが、世の中そんな人ばかりではないですものね。
珍しく、私の知人で読書があんまり得意でない人でも、「それ面白そうだね!」と言っていました。
(出典:Amazonより)
図やイラストが豊富、しかも一つのトピックを1枚のイラストでまとめているので、字を読む前に全体的なことを捉えられるのがいいところですね♪
これなら、お子さんがいらっしゃる家庭でも家族で読んでいろいろ議論したりできそうです。
子どもの興味関心を引き出す上でもアインシュタインなども結構似てるので(笑)、結構おすすめです。
それと、地味なところなのですが、配色も上手だと思います。
いわゆる三色刷りですが、赤と緑の部分が上手に使われているので、イラスト同様見ていて辛くならないのがいいところだなと思いました。
おすすめポイント②豆知識やクイズが楽しい!
飽きずに金融の専門用語を理解することができます
また、ただ読んで終わりというだけでなく、1つの用語を学んだ後には、豆知識やクイズがついています。
知識の定着や楽しく学ぶ工夫がいたるところにあるなぁという印象です。
クイズはそんなに難しくなく、多少アメリカ式ではありますが、タメになる内容です。
若干今話題の起業家、イーロン・マスクが出すぎな気がしますが、それもご愛嬌。
(出典:Amazonより)
ちょっとウィットに富んだ質問が多くて、結構ふふって笑っちゃう感じです。
意外と各項目の最後に女性の一言コメントみたいなのがついているので、それもブラックジョーク的で楽しめました。
とにかく、1冊読み切るのが苦痛じゃないレベルなのは良いところかな、と。
おすすめポイント③ブロックチェーンなど新しい金融の知識も学べる!
お金に関することがバランスよく学べます!
そして、この本が出版されたのが2021年7月20日ということで、かなり最新のネタみたいなのが入っているのが良いところかなと思います。
なかなかブロックチェーンや仮想通貨という言葉が浸透してきているとはいえ、誰もが知っているわけではないですからね。
起業に関しても量は多くないですが、資金調達の考え方など勉強になることが多くありました。
ちなみに目次は以下の通り。
【目次】
第1章 お金の基本を身につける
第2章 信用をつくる
第3章 投資する
第4章 老後を考える
第5章 株式市場に乗りこむ
第6章 税金を払う
第7章 起業する
第8章 経済を学ぶ
第9章 財務諸表を読む
第10章 未来のお金を知る
第11章 人に差をつける
バランスよく、学べるようになっていて、あとは個々人で詳しく調べていくことが必要かなとは思いますが、初心者向けには十分といった印象です。
アメリカの内容になっているから、日本の内容とは異なって役に立たないって思う人もいるかもしれませんが、個人的にアメリカのことが分かって日本の情勢とも比較できて良いなと思いました。
日本の事情については、多少翻訳者の方々などが補足してくれているので、訳が分からないといったこともないです。
とりあえず、今からファイナンス全般について学びたい、でも文字ばっかりなのは辛いな〜という方にはとてもおすすめの1冊です。
ぜひ手にとってみてくださいね。