さて、いよいよ正産期に入ってきて、いつブログが更新できなくなるかとドキドキしているSayasayanです。
あんまり心の準備もできず、赤ちゃんを育てることになりそうな昨今、せっかくなので出産費用のことについてもまとめておこうと思います。
子どもができるのは嬉しいことではあれど、やっぱりなんだかんだとお金がかかるのが事実です。
ここから目をそらすことは残念ながらできません。
そして、色々心の準備をしていたものの、いざそのお金が必要ということで支払う段階になるとさらにドキドキしちゃいますw
特に里帰り出産というと、実家などのサポートが受けられるからいいよね、とか経済的負担が少ないイメージをもたれる方もいるかもしれませんが、その実際のところって結構ブラックボックスだと思うのです。
そこで私の体験談を踏まえて、実際どれくらいかかるのか?といったことをまとめておきます。
里帰り出産を検討されている方などの参考になれば幸いです。
検診に使える助成券の扱いはきちんと確認が必要
後で戻ってくる場合が多く、負担を感じることも
今回の里帰り出産は、東京→地方ということで個人的には都内で出産するより、安く済むかな〜とは思っておりました。
そもそも、出産に必要なものや諸費用って結構あるので、まずはそこを押さえないと節約も何もない(そもそも節約できないところもある)んですよね。
じゃぁ、どんな費用がかかるのかというと、ざっくり以下のような内容になります。
- 妊婦検診費用(標準であれば14回程度。)
- 分娩・入院費用(どんなバースプランにするかによってもかなり変動する)
- マタニティグッズ・入院に必要なグッズ(病院でもらえるものも)
- ベビーグッズ(基本的には退院以降のことを考えれば良い)
③や④については、人によって他人からもらったりお金をかけるorかけないが線引きしやすいところかと思います。
それゆえ今回は①の妊婦検診費用と②の分娩・入院費用について特に触れておきますね。
まず、①の妊婦検診費用は、一般的な妊婦検診の回数では14回ほどとなっています。
いわゆる定期検診だけで14回くらいということです。
これ以外に、お腹があまりにも張って痛いとか、他の病気にかかってしまって診察を受けたい、予定日に生まれず、検診が追加になったなどといった事態が起こり得ます。
なので、人によっては14回以上通うことにもなるというのは、心づもりとして持っておいて損はないかと。
また、花粉症がひどいからとか、貧血がひどいからとか、薬を処方されたりもするので、別途お薬代の発生といったこともあります。
(薬代は医療費控除に含まれるのですが、人によって費用がかかる・かからないが変動するところです。)
そして、里帰り出産で気をつけなければならないのが、定期検診用の助成券の扱いです。
全国どこで出産しても公的な助成を受けることは可能なのですが、発行自治体と異なる場所での出産の場合、助成券はいったん使えないといったところが多いです。
あとで所定の手続きを踏んでから、返金してもらうといったケースが多いので、事前に自分の住んでいる自治体がどういった形で対応しているか?を確認しておくと良いでしょう。
(私は普通に手続きについてまで保健所で教えてもらいました。)
地域によってはそのまま使えるといったところもあるそうです。
里帰り出産を予定している方多いですね。お腹が大きいママの負担を考えると、両親に甘えられる環境での出産はありがたいものです…
すべてではないにしろ、助成分がないと一回に払う金額が高くなるので、前払いは地味に負担ではありましたかね〜。
(クレカ対応していた産院だったので、ポイントはつきましたがねw)
ある程度現金を含めて余裕をもっておくと、慌てずに済むなぁと痛感しました。
都会→地方だからといって出産費用が安いわけではない
入院日数などにより費用の変動もかなりある
次に上であげた②分娩・出産費用について、ここがやはり出産に関わる部分では経済的ウェートが大きくなってくるところです。
実際、全国調査で東京都が一番かかることはかかるので、他地域で出産する場合は費用自体は安いことが多いのかもしれません。
この記事では、出産にかかるお金や補助制度について詳しく解説。「出産までにどれ位のお金を用意しておけば良い?」「金銭的に苦…
全国平均は、およそ50万円ほど。
出産育児一時金が国民健康保険加入者に一律42万円支給されますが、それだけでは足りないということになりますね。
また、産院等が一時支払い制度を導入していないと、こちらも一時的に立て替える形になるので、その点も確認しておいた方が良いです。(こちらも私は産院に直接問い合わせて教えてもらいました。)
直接支払い制度を導入しているところなら、出産一時金が差し引かれた状態で最後に精算することになるので、手出しは少なくて済むかなと思います。
そして肝心の、都内よりかは地方の方が出産にかかる費用は安いのか?ですが、個人的に都内よりもぐっと安いか?といったらそうでもないというのが実感としてあります。
理由はいくつかあるのですのが、主に以下の3点を挙げておきます。
- バースプランなどは人それぞれ、無痛分娩などを希望する場合は経済的には負担がかかる。
- 地方の産院でも差別化が起こっており、設備を充実させたり食事を豪華にしたり、付加価値をつけているので思ったほど安くない。
- 緊急帝王切開や産後の肥立ちによる入院日数の増加などコントロールできない部分でお金がかかることも。
盲点となりやすいのは、最後の3つ目でしょうか。
出産はなんでも思う通りにできるものではなく、命の危険もあるイベントです。
だから、いくら事前に予測していたりしても不測の事態も起こりうるわけですね。
帝王切開は医師の判断になってきますから、費用かけたくないと言ってもそれがまかり通るわけではないです。
もちろん、れっきとした医療行為ですので、帝王切開の費用については保険適応になります。
高額療養費制度なども適応されますが、自己負担額があるのは事実。
帝王切開の費用はおよそ20万円ほどとなっているので、その自己負担額となる6万円ほどもいざという時のために用意しておきたい金額ではありますね。
帝王切開での出産は健康保険が適用されます。帝王切開にかかる費用の目安や、高額療養費など利用できる制度のほか、給付金が受け…
どこにいたって生活費はかかるもの
それでも里帰り出産を選んだ理由
そして最後になりますが、当たり前のことですけれど、帰省費用+ママと赤ちゃんの生活費はかかります。
実家暮らしといえば聞こえは良いですが、食費などは当然かかりますし、赤ちゃんが生まれればおむつ代など日用品代もかさみます。
人によっては、おうちに経済的にもべったりといった人もいるでしょうし、そのあたりはきっと家族の関係性とか色々かと思います。
一応、自分と赤ちゃんは別世帯なのでその分は多少支払っているのが現状。
(関係性が良好なのが、何より一番なのでありがたいことです。)
こちらも都内より地方の方が物価が安いのでは?なんて声も聞こえてきそうですが、車社会ですし、出かける場所などは少ない?くらいは支出は抑えられているのかと思いますが、その程度です。
その意味では、里帰り出産をせずに夫婦2人で乗り切るといった選択肢もあったかな、と思ったりもします。
でも、都内ではオミクロン株なども流行していたので、都内にいるのは不安だったかなぁと思います。
初めての妊娠・出産で結婚からの期間もあまりなく、落ち着いて出産に臨めるところといった時の最適解が個人的には里帰り出産だったのです。
里帰り出産も一長一短、経済的にも安いとかそんな話ではないですが、経済的なことよりも心身ともに安心して赤ちゃんを出産できるところ、そういったことを優先した結果です。
自分の選択が良かったかどうかは定かではないところもありますが、今のところは納得して過ごしています。
この記事が里帰り出産を検討されている方など、みなさんが納得できる選択を選べる一助になれば幸いです。