さて、この度晴れて?専業主婦となりましたSayasayanです。
おそらく、これから子育て期間はなかなかフルで働くことは難しいかな〜と思ったりしています。
これまでなんだかんだお給料の多くを投資に注ぎ込んできましたが、これも無職期間は一時停止かなぁという感じです。
投資をしたくて年収をあげる努力をしてきたところがあるので、急に目標がなくなっちゃった感じですかね。
しかし、資金も限られるわけなので、投資戦略などについても考えていかなければいけないところがあります。
特に考えなければいけないのはiDeCo(個人型確定拠出年金)についてです。
iDeCo(個人型確拠出年金)は、国民年金・厚生年金とは別に毎月一定額を積み立てていくことで自分の年金を用意できる公的制度の一つです。
2017年に制度改善され、基本的に、日本に住む満20歳以上の人ならほとんどの人がiDeCoに加入できるようになりました。
専業主婦も対象となっていますが、所得が少ない主婦にとってiDeCoのメリットは少ないと言われています。
しかし、専業主婦でもiDeCoに加入することでメリットがありますし、兼業主婦ならばさらにメリットがあったりします。
何より子育てには最終的に終わりがあり、常に働き続けるor時々お休みつつ働くそんな女性は増えているのではないでしょうか。
iDeCoはそんなライフスタイルが変化していく女性たちにとっても強い味方です。
今回はiDeCoのメリット面について改めてご紹介したいと思います。
主婦ができるiDeCoとは?
iDeCoは働き方等によって掛金の額などが異なる
まず、専業主婦の場合(第3号被保険者)、月々2万3000円を上限として掛金を運用に回すことができます。
運用先は債券や株式などで自分の好きな配分で運用ができる仕組みです。(これは自営業などの第1号被保険者やサラリーマンなどの第二号保険者と同様です。)
上限が2万3000円ではありますが、掛金の下限は毎月5000円です。
つまり月々5000〜23,000円の間で自分の好きな金額分iDeCoに回すことができます。
年に1回月々の金額を変更することができるので、無理のない範囲で続ければOKです。
(手数料はとられますが、掛金の拠出を一時的に停止することもできます。)
実際みんなが上限2.3万円掛金を拠出しているわけではないので、安心してくださいね。
基本的にiDeCoは証券会社の専用口座で運用することになりますが、いくつかの手数料がかかります。
この手数料が利用する銀行・証券会社によって異なるのが難点ですが、iDeCoの加入費用(最初の一回のみ)は一律どこの銀行・証券会社の口座でも2,777円です。
手数料が違ってくるのは、運用している期間中にかかる口座管理手数料です。
積立のための口座管理費用が毎月かかります。
ネット証券などが最安値で毎月171円かかるので、ネット上でのやりとりが特に苦でなければ、SBI証券や楽天証券といったネット証券でやるのが良いかと思われます。
私も実際、ネット証券でやっています。(商品ラインナップなどから楽天証券利用者です。)
口座管理費用については、いろんなところで比較されていますので確認してみてください。
2023/9/1更新 - SBI証券でiDeCo(イデコ)を始める際に必要なもの、資料請求、必要書類の記入方法など、一連…
主婦ならではのメリットとは?
兼業主婦なら働く時間を増やせるかも!?
専業主婦とはいえ、最近は在宅でちょっとしたお小遣いなどを稼いでいる人は多いのではないでしょうか。
主婦とは言っても配偶者の扶養範囲内で働く人も多く、パートなどで退職金が出ない人にとってはまさに年金代わりになる利点があります。
退職金がない働き方の人にとっては、退職控除が使える点で有利であるともいえるわけです。
それ以外にも以下のようなメリットがあります。
- 運用益は基本的に非課税で長期的な資産形成に向いている。
- 扶養範囲を超えた場合、所得控除を受けられる。
- 60歳まで拠出できないので、貯金ができない人でも老後資金の一部を作れる。
とはいえ、専業主婦は収入がない状態ですから、無職期間は所得控除(所得税・住民税の軽減)を受けられないのは不利なところです。
あと、順番としては配偶者の収入が大きいケースが多いでしょうから、まずは配偶者にiDeCoなどを活用してもらって節税効果を実感するのが先です。
世帯での資産形成ということになるので、しっかりと夫婦で話し合うことが重要ですよね。
資産の増加目安などはシミュレーションができるようになっていますので、いくらくらいになるのか?は事前に調べてみてもいいかもしれません。
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に加入した場合、掛金の所得控除など3つの税制優遇があります。「かんたん税制優遇シ…
自分名義のお金になるメリットも
「個」の時代に自分の資産を持てるという利点は大きい
また、配偶者とは別にiDeCoの専用口座で管理するお金は自分名義の資金となります。
つまり離婚などの不測の事態において、財産分割の対象外になるということです。
しかも自己破産をしても取り上げられる資産にカウントされません。
生活保護を受けるようなことになっても自分のお金として保有し続けることができます。
万が一のために、資金の一部をiDeCoに回しておくことで生活防衛にも役立つといえるでしょう。
離婚などを考えていなくても、こうした選択肢があるっていうのは大事だと思うんですよね。
60歳まで引き出せないことを除けば、iDeCo自体は何歳から始めても良く、主婦だろうとなんであろうとできる点で主婦にデメリットはありません。
個人型であるため、企業年金のように移行する必要などがないのもメリットの一つです。
将来が不透明な昨今、老後資金などは自助努力でなんとかしなくてはいけません。
特に女性は配偶者よりも長く生きる可能性が高いため、より多くの老後資金を必要とします。将来のお金に困らないために、主婦でもできるiDeCoを始めるのは一つの選択肢といえるでしょう。
私も時々不安にかられることがありますが、iDeCoをやり始めて、年金問題といったことは少し不安が軽減しました。
家庭に多少の余裕があるなら、ぜひ検討してもらいたいなと思う制度です。
参考にしている書籍もあって、女性向けの分かりやすいものとして以下の書籍があります。
最近何かと耳にするiDeCo(イデコ)。でも、なんだかすごく難しそう。 資産運用をする人って数字に強い人だけでしょ?なんて思っていませんか? 実は、そんなことは一切ありません。 多少不親切なところはありますが、厚生年金もも[…]
丁寧にケース別にiDeCoについて説明してくれています。
勉強になるので、合わせて参考にしてみてくださいね。