さて、今回はちょっと投資を始めた頃の話についてです。
6年前に始めた資産運用ですが、最初から投資信託などの金融商品を購入できたわけではありません。
そもそも、まともに就職をしたことがなかったので、当時持っていた銀行口座は、ゆうちょ銀行と大学の学費を納めるために開設していた某地方銀行のものだけ。
一般の社会人よりもマネーリテラシーどころではない人間でした。
それでも、ちょうどネット銀行が一般化してきた頃で、証券会社との連携が始まっていたので、おそるおそる銀行口座を開設してお金を動かす練習を最初はしていました。
その頃の話は以下にまとめてある通りです。
恥ずかしながら、超がつくほどビビリな私。「投資をやってみようかな?」と思い立ったはいいものの、すぐに行動できたわけではありません。大きなお金を動かすまでの紆余曲折をお話ししたいと思います。 まずはATMに慣れるところか[…]
当時は、完全に雰囲気でスターバックスコーヒージャパンの株を購入して、優待券をもらいたいというささやかな目標が決まっていましたので、タネ銭の目標は10万円とすんなり決まってました。
ということで、その10万円を貯めるためにしたことを以下のご紹介したいと思います。
今思えば、かなりストイックでもありましたが、期間が決まってもいたので難しいことではなかったです。
目標金額と具体的期間と天引き発想
別口座にたまりゆく金額をながめつつ
10万円といったまとまったお金を作りたい場合、どうすれば良いかは具体的に考えることが先決です。
目標の金額は具体的に決めた方がいいですね。
数字もそうですし、最初の貯金であれば「それで何をするのか?」といったビジョンまであるといい気がします。
使うことを前提としていると、貯金へのエネルギーになる気がするんですよね。
お金を貯めたいのに全然貯まらない、貯金できない。そんな方でも考え方を一つ変えるだけで貯金できる体質になれます。実は、貯金…
また、人によって収入は違うので、稼いでいる人なら一ヶ月の給与からすぐに捻出できるのでしょうが・・・あいにく当時は博士課程の奨学金受給者でしたので、私の場合使える金額の上限は128,000円でした。
そのまま10万円差し引いてしまったら、残り28,000円で暮らさないといけなくなるっていう(笑)
さすがにそれは無理なので、ちょっとした背伸びで、月々10万円の暮らしで28,000円を貯めていくのを目標に。(この感覚は今現在でもあるので、生活支出はかなり小さいと思います。)
28,000円を貯めていくわけなので、4ヶ月あれば目標金額まで到達するという具体的な期間も決まりました。
あまり貯金とかをしたことがない人は、貯金習慣もないので、あまり長期間の設定はしない方がいいかもしれません。
だって、あまりに長いと辛くなったりじれったくなったりで挫折しちゃいそうになりますから。
特に具体的に貯める金額が決まっていないのなら、逆に3,4ヶ月くらいで妥当に貯められそうな金額を貯めてみるのも良いかも。
なんとなく、ちょっと我慢できそうな期間を決めるのも習慣化の第一歩として良いのかな、と。
あとは、貯蓄する分は生活資金と早めに切り離すことが大事。
そうでないと、なんとなく使ってしまったりしちゃうので別口座(私の場合は証券口座の方にスイープ移動)へ。
天引き設定をしても良いですし、別の銀行口座や証券口座に移しても良いですし、現金化して貯金箱でもなんでも良いのですが、とにかく物理的距離をとって使わないようにするというのは大事なところかなと思います。
これで無理せずに、きちんと貯められたので、貯金の枠組みを作っておくのは貯金ができないといった人には必要なことといえます。
外食をしないで生活を楽しむ
基本的にはいろいろ作れるようになりました
貯金するぞ〜!となれば、それに向かってわりと一直線なので無理することもありませんでしたが、特に10万円程度の金額を貯めるという点では、外食をほとんどしなかったのは大きかったですね。
特に大人になると、日々お仕事で精一杯になるので、ついつい「食事くらい・・・」ってゆるんでしまうところ。
実際にそれで経済も回っていますし、私も外食は買い食いレベルから高級店まで大好きなのですが、やっぱりなんだかんだで「お金を使わないのが一番の節約」ではある気がします。
もちろん、外食で幸せになれるなら良いのですが、これもどこで、どんなシチュエーションで、誰と食べるかなどで幸福度も変わってきたりするもの。
幸いにして、長い学生時代の後半戦でしたので、時間もありましたし、基本自炊が一番周りを気にせずにお財布を気にせずにごはんが食べられて楽チンでした。
インスタ映えするようなごはんは何一つ作れないし、料理作るのは今でも好きではないのですが、できることが増えるというのは、自分が成長しているような気がして嬉しかったですし。
今でもなんだかんだと基本自炊が板についているのもこの時期の経験がいきているのかな、と思います。
正直、甘味も自力で作っていたあの頃にちょっぴり戻りたいくらいです(笑)
外食される方はどのような使い方が良いのか考えてみては?
1点豪華主義でもちょこちょこ主義でも個人によりけり
結局、そんなにお金を使わなくても幸せなので、10万円の道のりは低収入でも苦労という苦労はなかった気がします。
学生時代の方が、おうちパーティとか持ち寄りバーベキューとかよくしていた気がして、そういうのが社会との接点が増えてちょっとハードル上がったなぁとか思うほど。
もちろん、仕事をするようになったり、人と会う機会が増えたので外食の機会も増えていますが、それもどう使うかについては結構考えている気がします。
せっかくなら納得のいくお金の使い方ってしたいなって思いますので。
もし、外食が好きでそこが削れないってことがあるなら、同じ金額でもどう使うのが自分にとって適しているのか?を考えてみるのも良いかもしれません。
例えば、5000円あったとしたら、
- 月1回5000円のランチを食べる
- 5000円でもって週1回ファミレスでランチを食べる
どっちが自分にとって楽しいか、有益を感じられるかを考えてみるみたいな感じです。
使うのはいずれも5000円なのだけれど、一歩間違えるとストレスが溜まったりして別のところでお金使ったりしかねないから自分の特性は外食においても把握しておいた方がいいのかなって思います。
最初は軽く2択くらいから、ゆるく考えてみると良いかも。
そうすると、自分が何をより志向するのかが分かるのですよね。
考えていくとね、純粋に美味しいものが食べたい欲が強いのか、それとも人と一緒に食べることを大事にする人間なのか、そんな観点も出てきて自分のことが分かってきたりして面白いですよ。
あと1人のときと他の方といるときで違うってこともあり得ますね。
1人ならファミレスって人もいるし、逆に複数との食事こそファミレスって人もいるでしょう。
中には、外食は削れないしそんなケチケチする必要ないって人もいると思います。
何より、「実は無駄も楽しいのうち」だったり・・・(ダメよ、こんなダメダメなSayasayanの甘言に騙されては(笑))
だから、楽しいのではあれば、無駄も無駄じゃないって考え方もあるでしょうし。
いずれにしても、納得してお金は使いたいタイプなので、10万円貯金生活の道中はいかにお金を使うと自分が喜ぶのかって考えていた気がします。
意外と最終的に貯まった10万円より、自分がより納得したり自然だと思えたり、心おだやかにいられる状態がどういう状態か、食事などの場面でより明確に分かったことが一番の収穫?なんて思ったり。
あとは、外食の節約方法なんかはいっぱいネット上でもころがっているので、それを実践してみるってだけでも楽しかったりします。
それで節約できるかは人それぞれなのですが、自分流にアレンジしたりするのも楽しいものです。
楽しんでやる、節約もこれに限りますね。