どうも資産運用に関して世の中的には、1000万円という数字が一つの目安になっている風潮がある気がします。
株式投資などを積極的にやっている人たちにとってみれば、ただの数字だったり、通過点だったり、人によってははした金だったりもするのですが・・・
なんだかんだと、書店などで経済誌に目をやると1000万円の数字が目につく気がします。
年収1000万円も多いんですが、こちらは税金が引かれることもありますし、一般的な人でも手が届きそうな(実際30代から社会人をはじめた奨学金返済経験のある私でも届く)金額といったところも支持を得ているのかもしれません。
特に、女性誌などでも1000万円貯めるには?という話題は支持を得ているらしく、具体的に達成した人の事例もたくさん登場していますよね。
私も調子にのってシリーズでちょこっと事例を紹介しているくらい(笑)
まだお読みでない方はご笑覧いただけると幸いです。
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総括としては特に切り詰めたりしてはおらず、普通の生活で貯まったな〜という印象です。(結構な無駄遣いもしています。)
そもそも独身女性だと、自分以外にお金を使うことはそんなにないので達成しやすいと思います。
ありがたいことに、コロナウィルス関連で株価下落中ですが、桁が下がることなく運用できているので、これまでやってきたことが報われているなぁとも。
というわけで、今回は気になる「金融資産1000万円」「独身女性」をキーワードに、少しデータなどを交えつつ「実際どれだけいるの?」というところをちょこっと深掘りしてみたいと思います。
実は結構世帯資産は多い・・・?
資産の計上には持ち家なども含まれている
実際、世帯における資産であれば1000万円は、「持っている人は持っているし、持っていない人は持っていない」というレベルなのですよね。
資産と一口に言っても、預貯金だけではなく、株式や不動産すべてを含むので、意外と1000万円の価値のあるものを持っている人は少なくないという印象です。
金融資産保有額に限ると以下のような形です。
(出典:マネカツ)
金融広報中央委員会が出している家計の金融行動に関する世論調査に詳しくありますが、今はちょうど金融資産を非保有の世帯・1000万円未満までの世帯・1000万円以上の世帯でほぼ同じくらしの比率ですね。
世代別となると、以下の記事がとても詳しいです。
20代でも金融資産を保有する人は10.8%ほど。(3000万円以上も3.4%!)
もちろん、パワーカップルなどに限定されますがまさに持っている人は持っている世界。
30代・40代と保有比率は上がっていき、40代では1000万円程度なら3割を超えてくるようです。
お金を貯めることを意識し始めた頃の目標金額はいくらでしたか? 社会人になりたての頃はキリのよい数字を設定するのではない…
ちなみに、三井住友銀行さんのアンケート結果による記事もあります。
第四回は読者の皆さんが持つ「金融資産」にフォーカス。年代別の金融資産額とその内訳を調査!金融資産額の平均値だけではわから…
金融資産の保有率や意識が世相を表しているというのも興味深いところです。
生きてきた時代によって、お金に対するイメージなんかも違うのかな?なんて感じます。
単身世帯でも事情は同じ
30代ともなるとすごく珍しいわけでもない
とりあえず、世帯の資産でしょ?単身者はどうなるの?というお話になりますので、単身世帯の金融資産について。
でも、結局のところ世帯資産同様、意外と1000万円以上っていたりする世界なのを確認することになります。
(出典:保険チャンネル)
もちろん、単身世帯となれば男性も含まれるから、女性は少ないんじゃないの?と思う方も少なくないですよね。
単純に、女性の方が男性よりも給与が低い社会でもあるので、そう思われるのも仕方ないと思います。
さて、実際どうなのかというと・・・
(出典:保険チャンネル)
これはちょっと古い貯蓄額ですが・・・
結論からいえば、やっぱり保有する人は金融資産を持っていますね(笑)
しかも女性は全世代を考慮するとしても中央値でも679万円です・・・(この数値は男性よりも多いのです・・・低収入なのにしっかり貯めている人が圧倒的に多いのは間違いなしなのです・・・)
もちろん、貯蓄が200万円未満の人も相当数いて、5人に1人とみることもできます。
どこを見るかでデータは異なりますし、低収入=資産の核となるまとまった金額が作りにくい・貧困から抜け出しにくい・一度転落すると再起しにくいなんていうリスクも存在しています。
過度にマイナス思考になる必要はないのですが、そういった現状もあることは心にとめておくと資産がある程度あることだけでも有難く感じますね。
でも大多数は金融資産1000万円以上は「普通」ではない
金融資産額にとらわれる必要はどこにもない
というわけで、数値を見るだけでも、金融資産1000万円以上を保有する独身女性は意外といるということ。
「隣に座っているあの人が実は結構資産を持っている」なんていうことは十分起こりうることだってわかりますね。
ただ、言い換えれば大多数(過半数以上)からすれば、やはり「普通」とは言いがたいともいえます。
資産運用のうちで投資比率が高めだと、時々感覚が麻痺してしまうので結構「普通」の感覚っていうのも忘れちゃいけないなと私自身も思います。
ずずずさんの記事も置いておきますね。
今回は、金融資産1000万円に焦点をあててみましたが、金融資産額にしばられる必要はどこにもありません。
あまりにも拝金主義に陥ると、大事なものを見落としてしまいますからね。
お金はお金、それ以上でもそれ以下でもないことを忘れずに。
とはいえ、まぁまとまった資産が精神的な安定につながったりいいこともたくさんあるので、そういう効能を無視するのも違うかな、とも思います。
ちなみに、マイナビニュースさんには「貯蓄1000万円検定」なる診断も(笑)
私の結果は中級でしたが、貯蓄や投資に振り向けるお金がそもそもない!といった人はちょっとやってみるとポイントが分かって良いかもしれません。
目指すなら、少し上をっていうのも悪くないかなと思いますので、ご参考までに。