SMBC日興IRフォーラム2019〜ニッポンの未来を豊かにする企業〜レポート後編

去る2019年12月14日(土)に開催されたSMBC日興IRフォーラム〜ニッポンの未来を豊かにする企業〜のレポート後編です。

新年の新しいことを始めたければ、去年のことは去年のうちに、去年のうちにできなければ早めにやっておくべきですよね。

前編についてはこちらにまとめております。

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後編もいままで知らなかった企業さんばかりで、かなり勉強になりました。

日本には本当に、いろんな企業があるなぁって痛感させられました。

人間とコンピューターとの間に「調和」を創出するワコム(6727)

ディズニーなどクリエーターからの支持が魅力

株式会社ワコム(6727)さんは、ペンタブレット製品やデジタルペンを開発・製造・販売している企業さんです。

クリエイティブなプロに手書き×デジタルの良さを伝えている企業さんで、ディズニーなどの大手企業とも取引があるそうです。

最近は、電子サインシステムのサービスも提供しているとのこと。

海外との取引もありながら、ワコム(wacom)という名前はWA(和)とCOMputerもしくはCOMmunicationを合わせたもので、日本を意識しています。

ペンタブレット事業が主軸ですが、最近はモンブランやラミーといった海外の文房具メーカーとコラボして、電子文具を開発していたりします。

中国の海賊版などが発売されるなど、経営的に厳しいことも起こっているが、プロからの熱い支持があるそうです。

最近の事業のポイントは以下の通り。

  • 10万円前後で初心者でも購入しやすいペンタブレットを発売。
  • NTTdocomoとの5G関連での協業
  • スマホのペンセンサーシステムを発表
  • COMIC Conという欧米最大級のクリエイティブイベントに出展
  • 教育向けアプリ開発コンテストInkathonを開催
  • Connected Inkイベントを実施

株主還元としても、配当性向30%を目安に利益還元を図ることに努めるとのことでした。

さまざまな事業やイベントを展開していて、これからの発展がとても気になる企業さんでした。

動物医療に取り組む株式会社日本動物高度医療センター(6039)

動物医療も将来的に爆増というわけではなし

日本動物高度医療センター(6039)さんは、民間の動物病院グループで東証マザーズの企業です。

動物医療業界を取り巻く環境や今後の事業戦略などについてお話を聞くことができました。

少子高齢化の中、犬や猫といった存在が家族同様の存在になってきているのは事実のようです。

しかしながら、大学病院などでは動物医療に専念することはできず、治療についても急患を受け入れてもらえなかったりするとのこと。

そういった中で、24時間体制で365日対応してくれるというのがサービスの要となっています。

現在、拠点は神奈川の川崎・東京足立区・名古屋天白区の3ヶ所となっているとのこと。

病院では、CT撮影装置・MRI撮像装置・専用手術室など最新の設備が整っている様子を紹介されて、本当に人間同様の扱いになっていることを実感しました。

放射線治療_免疫療法などもできるということで、がん治療などに対しても万全といった印象でした。

とはいえ、飼育されている犬や猫の飼育頭数は現状微増といったところ。

ペット保険については2014年と比べて2019年では191万件と倍増で、普及率も上昇傾向なので、このあたりが将来的にさらなる普及が見込まれるとのことで、病院の利用者も増加が見込めるといった感じでした。

大阪への拠点拡大・連携病院の拡大を加速させて、学術活動も継続して認知等にも努めるとのことでした。

やはり、三方よしの状況にならないと事業って安定しないと思うので、こうした活動が幅広く知られるようになるといいなと思いました。

マテリアルハンドリング機器のリーディングカンパニーのキトー(6409)

実は海外売上比率73.6%の優良企業

最後は、クレーンやホイストと呼ばれる巻上げ機、ビローフックデバイス(吊り具)を扱うキトー(6409)さんです。

キトーさんは、その名の通り、鬼頭さんが始めたとのことで創業ヒストリーの冊子などもいただきました。

海外売上比率が73.6%ということもあり、海外代理店の数は世界に50ヶ国以上!子会社も15ヶ国以上あるようです。)

クレーンや吊り具がメイン製品なので、高速道路の建設だったり、運輸関連、プラチナ鉱山などでも活用されているそうです。

使われている場所は、鉄道や水族館、野外コンサートなどでも製品が使われているんだとか。

水族館では、イルカやシャチなどの身体測定などに使われている豆知識も学べました。

それと、かなり海外シェアが大きいのですが、リーマンショックの頃から商社経由でやっていた事業を自らやるようになり、海外ビジネスを中心として伸びてきたそうです。

株主還元としては、配当性向20%以上を目安に、年間配当額も44円から48円に増配予定

社会貢献の面でも、障がい者支援として雇用率も法定の2.2%を超えて、6.9%とのこと。

株主との対話も重視していて、株主様交流会&山梨工場見学会を実施しています。

株主還元などの株主重視なところがあるなと感じた企業さんでした。

今後も株主交流会などは積極的にされていくそうです、株主としては興味深いですね。

 

最後に、IRフォーラムということで、いろんな企業さんからお土産をいただきました。

ドラ焼き被りもありましたが、どれも美味しくいただきました。

企業さんたちが、株主に対して真摯に対応されている様子が分かりますね。

このような機会で企業さんのことを詳しく知ることができるのは嬉しいところだなぁと改めて思う機会でした。

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