自分の書籍を書くとは?その楽しさと苦しさについて

みなさま、お待たせしました。(え、誰も待ってない?)

今回はSayasayanのたまには本音トーク、久しぶりにブラックなことも書いちゃうよ〜というノリで今記事を書いています。

(ノリじゃないと書けないこともあるわけでして・・・)

表題通りですが、以前に「ブログに書いてほしいこと」というので、リクエストをいただいていた内容になっています。

はじめてこのブログを見る方には何のこと?と思われるかもしれないので、前提のお話をしておくと・・・

実は、Sayasayanの中の人、ず〜っと自分の書籍(紙媒体の本名のやつ←実はここ大事w)を執筆しておりました。

いわゆる本業での書籍出版ということで、まだ完成まではほど遠いのですが、いったん筆を置くことと相成りましたのでご報告させていただきます。

コロナ禍などもあって延期に延期を重ねていたものですが、ようやっと形になりそうなので、ここで一服。

最近は自著を書かれる方も多いとは思いますが、本業面での書籍出版ということでまたちょっと違った?体験談が語れるかと思い、今の思いを備忘録としてまとめておきたいと思います。

自分の本を書いてみてよかったこと3選

「最先端」ではない自分を肯定できた気がします

まずは、なんといっても良かったこと。

いろいろありますが、端的にまとめれば以下の3点に要約されるかな〜と思います。

  1. 点と点を結んで、線と線を結んで、知識が一つの面を生み出した。
  2. 最先端の研究から落伍した自分の価値を確かめられた。
  3. 博士論文以外で国会図書館に収蔵物を作ることができた。

一つずつ説明していきますね。

まずは①について。

今回の書籍は、私が大学で受け持つとある教養系の講義の教科書として作成されました。

だから、知性豊かな方々からしたら、すごく物足りない内容のものになっていると思います。

私自身、真新しく0→1を生み出すわけでなく、なんとなく後ろめたい気持ちで最初は書き始めました。

しかしながら、執筆していくと不思議なことに、いままでの知識がみるみる組み上がっていく感覚に陥っていきました。

もちろん、教えるレベルのことなので、自分でも分かっていたことなのですけれど、本としてまとめることでまさに体系立てられたといいますか。

ああ、自分がこの(食えない)学問に惹かれたのは、こういうことなんだな〜という感慨深さもひとしおでした。

そういった感覚が生まれたこともあって、②の段階に移行します。

私は研究が嫌いだったわけでも、できなかったわけでもありませんが、正直得意中の得意ではありませんでした。

その上今や、最先端の研究からは離れてしまったわけで、そういう自分がいまいち肯定できなかったんですよね。

実際、研究の分野では落伍者に分類されると思います、もう本当に生きているだけで儲けものの世界。

でもね、既存・既知のものでもまだまだ社会全般に浸透しているわけじゃないし、何せ「わかりにくいことをわかりやすく説明する」っていう自分の特技は、この社会においてまだ有効なのでは?と思えるようになってきた・・・気がします。

「置かれたところで咲きなさい」とどこかで聞いたことがありますが、私の能力?でいえば、「落ち着いた先でひっそり咲いた」みたいな感じ。(大輪の花なんて、私らしくありませんので、ひっそりちんまりがよろしいのです。)

長年関わってきてここまで来たことが、何より一層じんわりと嬉しいのでありました。

で、最後の③ですが、まぁこれは実際に今後子どもに恵まれることがなかったとしても、書籍という子どもみたいなものがいるからまぁこの人生も意味ないこともなかったか〜という落としドコロになったな、というお話。

まぁ、大袈裟にいえば生きた証?みたいな感じですかね(笑)

本を書いている上で辛かったこと3選

世の中の善人たちが全員敵に見えましたw

さ〜てさて次は、辛かったことを列挙しておきます。(一気に毒づくよ♪)

やっぱり創作物を生み出すっていうのは、それなりにうみの苦しみを伴うものだなっていうのを改めて感じる機会でした。

  1. 周囲の人たちから「早く書け」といわれる。
  2. 「自分の仕事」を優先できない自分にジレンマ。
  3. ゴールが・・・見えない!!!

いや、もう何がつらいって①ですよ!www

書いている本人の気持ちなんて完全にそっちのけ、ド正論を突きつけられる辛さといったら!!!

心の中で、何度「ブログみたいにお気持ち表明すればいいってわけじゃないの!客観的に書かないとダメなの!単に書ければいいってものじゃないの!!!」と叫んだことか・・・。

相手に悪気がないことは一目瞭然だからこそ、なおのこそ悪いってこのことですよね。

誰も大変だねって言ってくれないんだな・・・としょんぼりする日もあったのでした。

おまけに、自分の性格が悪いんですけど、どうしても「自分の仕事」よりも「他人の仕事」を優先しちゃってそれが何よりも辛かったです。

自分の中での葛藤が半端なかったですし、そういう意味ではFIREしたい!ってかな〜り思いました(笑)。

正社員になったことがないからREは厳密には当てはまらないのですが、どうしても執筆以外の仕事に振り回されちゃって、キツいなと痛感しました。

そして最後の③ですけれども、結局あれもこれもとなってしまって収集がつかなくなるというのが最後の段階でありました。

紙片的には削らないといけないのに、分量が増えていく一方・・・みたいな・・・(結果、編集さんを困らせちゃうタイプw)。

まだゴールではないのですが、とにかく内容面のゴールが見えず、自分で折り合いをつけて決着をつけないといけないのは、優柔不断な人間にはかなりの重労働だったのでした・・・。

今後の展望・抱負について

生かすも殺すも自分次第・・・かな?

さてさて、長々とここまで読んでいただきありがとうございます。

他にも良いこと・悪いことあると思いますし、実際に出版したら何が起こるのか???という状態ではありますが、とりあえず自分の気持ちはここである程度まとめられたかな、と思います。

世界がいろいろ変化する中、お話をいただいて始めたことですけれど、これが「自分の(名前も本名で出る本当の)仕事」だなと思って進めてこれたこと、我が人生の(泥臭い)勲章だなと思うばかりです。

惜しむらくは、本名名義ゆえに無事に出版されてもTwitterで大々的に告知できないってことですかね。

誰か上手なプロモーション方法ご存知でしたら教えてください(笑)

さて、一つ人生においてやりたかったことが片付く予定となりましたので、次はどうしようかな?と今はあれこれ楽しく考えています。

立派なキャリアも何もないし、生きているだけで十分おこがましいのですが、おこがましいついでに多少なりとも世の中に価値を提供していけたらと思います。

まだしばらくSayasayanもその中の人のストーリーは続いていくと思いますので、引き続きお付き合いいただけたら幸いです。

できるならば良いお知らせをお届けできるように日々過ごしますね。

ではいずれまた、ひょっこり書かれる本音トークをお楽しみに・・・

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